【佐久早聖臣】君にふれる日 (ページ3)

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2. 木兎光太郎という人ページ3

「あ、の」

兎「ん？そうだ、名前は？おれ木兎光太郎！バレー部エース！5本指スパイカーと呼ばれる男だ！」キラン

あ、見たことある

バレー雑誌に載ってた

臣くんが昔話していた

キラキラと眩しかった

「あ、あの！知ってます！私、、井闥山学園バレー部マネージャーになりました桜木A1年です。」

兎「お！知ってたかぁ！なら、、サクサク知ってるのか？」ﾆｶ

ドクン

「あ、、はい。。」

ドクン

兎「……臣くんは3本指だからなぁ、、くそぉぉ、、」

ドクン

兎「……なんであそこに居たんだ？井闥山通り過ぎるだろ？」

「……あ、の、、」

兎「……まぁいいや。A家帰るだろ？送る。どこだ？」

そして家まで送ってもらった。

木兎さんは優しかった

手首からいつの間にか手のひらを繋がれていた

兎「ALime交換しようぜ！あと茶だしてくれてもいいぜ、俺も今日は放課後部活だけにするから」ﾆｶ

「……ｸｽｸｽ、、送ってくださりありがとうございます！良ければお茶飲んでいきませんか？ﾆｺ」

兎「お、ありがてー！」ﾆｶ

自宅に上がらせ部屋に通した

久しぶりに誰かを家に入れた

兎「おじゃましまぁす！、、ん？家族皆仕事か？」

「……私今1人なんです。
父は幼稚園の時他界して、母は私が中2から入院してて
……部活入りたてなのに休んじゃったし連絡だけしてきます。ゆっくりしていてください」ﾆｺ

お茶を出し飯綱先輩に電話した。

体調崩したから学校を休むといい謝ればお大事にと言われた

通話が終わり部屋に戻れば木兎さんは写真をみていた

「お待たせしました」

兎「ん？あぁ、、井闥山確かマネージャーいなかったよな？今年はAみたいな可愛いマネージャー入ってうれしいだろうな！」ﾆｶ

「私、、中学は母に会いに毎日病院通ってたから部活も入ってなかったし、友達もそこまで親しい子居なくて。井闥山学園入って初めての部活で何もかも初めてだけど楽しいなって。」

兎「……寂しいか？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

「へ、、あ、、大丈夫です……」ﾆｺ

兎「……これ、、臣くんだよな？」

「……はい。。幼なじみで、、隣の家です。」

兎「……そうか、、」

「……わ、たし、、きらわ、、れちゃったから、、ｸﾞｽ、ﾋｯｸ……ぅ、、ｸﾞｽ」

兎「A、、」ｷﾞｭ

気づけばまたずっと泣いていた

木兎さんはずっと抱きしめてくれた