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1. 好きな人は潔癖 ページ2

私が中2の冬に母が倒れ入院した



たまに病院に顔出すが退院の兆しは見えない



数日前井闥山学園に入学し、バレー部マネージャーになった



これからは病院も中々行けないだろう



中学時代は母を優先し、部活に入らずにいたら



高校は学校を優先して部活を楽しんでと母に言われた



せっかく臣くんのいる学校に部活に入れた



頑張ろう。そんな事を考えながら



まだ薄暗い桜並木を1人歩いた



前の方に見慣れた背中



高い背丈に少し癖のある髪の毛



だるそうに歩く姿に



胸がぎゅっとなった



幼稚園も小学校も中学も同じだった



けど私が中学1年の終わりくらいから



彼は私を避けた



何でか分からない



ただ話しかけても目を合わせない



必要最低限の会話



母が入院した時臣くんのママはうちに来なと言ってくれた



けど臣くんの顔が嫌がっていたのに気づいた



遠慮して、たまにお裾分けもらったりだけした



それでも諦められずずっと好きでいる



めげずに話しかけてた



歩幅が大きい彼に近づきたくて小走りをした



「臣くんおはよう!」ポンっ



と軽くジャージを叩いた



せっかく同じ高校、同じ部活になれた



頑張ろうと思った









バッと大きく払われた



ハッとした臣くんの顔



「……ご、、め、、ハハッ。。先いって鍵開けてくる。後でね」ニコ




臣「ッ、、」




涙が流れそうで




早口で話していた




苦しくて角を曲がり走って学校に着いたが通り過ぎた。



気づいたらそのまま梟谷の方まで走っていた



カタカタと歯が鳴り



苦しくて、近くの公園に入り



ベンチに座れば涙が次から次に溢れ



止まることはなかった



兎「だいじょーぶかぁ?どっかいてーのか?」



赤「木 兎さん、、はぁ。井闥山学園の子だよね?大丈夫?」



「、、あ、のごめ、なさい、、大丈夫です……」



涙を拭い次の涙が出る前に立ち去ろうとしたら



パシッと掴まれた腕



びっくりして見れば木 兎さんと言われた人が



鋭い目で心配気に見ていた



兎「……送る。家帰るか?あかーし先行って言っといてくれ〜」ヒラヒラ



赤「……わかりました、気をつけて。またね?」ナデナデ



「あ、、ありがとう、、ございます、、」



既に歩き出した木 兎さんに手を引かれながら歩いたら



あかーしさーて人が手を振っていた

2. 木 兎 光 太 郎という人→←設定



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作者名:椎名りら | 作成日時:2024年1月21日 15時

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