革命軍の天才発明家 (ページ4)

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天才に憧れた少年ページ4

僕はガンド・ビル 17歳、只今緊張しております

僕は三年前に此処、革命軍の一員となった

理由は、恥ずかしながら他の皆さんみたいな人を助けたいとか、天竜人に支配された世界に革命を起こして世界を変えるとか、そんな大層なもんじゃないんです

僕が革命軍に来た理由

それは...

その頭脳は世界随一と噂され、その発明は世界の技術では再現不可能、
まさに未来の道具とまで言われています

そう、かの有名な革命軍の天才に憧れました

例えそれが革命軍が世界に揺さぶりをかけるのが名目でそう言っているのかもしれません
でも、例えそうでも僕はあの発明を作った人達にあって、出来ることなら僕もその一員になりたい

そして革命軍に入った僕は地道に努力をして、現在やっと上からの信頼を得て、革命軍でも一握りしか知らない科学班に書類を届けに向かっています

何故か行こうとしたらすごい勢いで先輩たちに止められたが、僕は笑顔で上司のお願いに返事をしました

今、僕は科学班のドアの前にいます

し、深呼吸をして

「し、失礼します」

「失礼だと思うんなら帰って～」

「あ、はい失礼しま、って違うっ！」

あ、危なかった、危うく書類も渡さず帰るところだった
目の前にいるソファに寝転んだ赤毛の少女？はさっきの僕の反応が面白かったのか笑い転げている

「あっはははは、
おにーさん面白いね、書類かな？いーよいーよ僕が貰っとくね？」

「あ、はい
お願いします。あの、失礼ですが此処の方ですか？」

「うん！僕は此処の研究員だけど、それが？」

「あ、あの
噂は本当なんですか？」

ずっと知りたかった、此処に来てからも先輩たちに聞いても教えてくれなかったこと

「噂？もしかして、天才のこと？」

「は、はいっ！本当に居られるのですか⁉」

「うん、いるよ？今はいないけどもうすぐ帰ってくるんじゃないかな？そろそろ彼の人限界っぽいし？」

「あ、彼の人？でも、居られるんですね、よかった」

「知り合い？」

「いえ！そんな滅相もないっ！」
ブンブンと手を振って下にふいた

「憧れなんです。話した事は愚か、会った事もありませんが、あんな、あんな物を作り出せる人物、僕の憧れなんですっ！」

ちょっと前のめりになって熱弁してしまった
恥ずかしい、、、

「そう、
ねぇおにーさん明日3時に、またここ来れる？」

「え？はい、大丈夫だと思われますが、どうかされましたか？」

「ナ・イ・ショ！
じゃーね、おにーさん！」

切ります