ゲームの始まり4 ページ7
伯「彼岸花の花言葉は「情熱」「悲しい思い出」「あきらめ」「再会」などだ。
では、なぜ印象のよい意味が多いのに送ってはいけないのだろう？
それは、彼岸花には毒があり食べると死ぬことから死を連想させるからだと言われているそうだよ。
また、墓の周りに植えられていたことから同じく死者を連想させるためとも言われているそうだ。」
赤「伯爵！」
男が言い終わると赤村さんが『伯爵』とその男の呼び名を大声で口にした。
伯「お久しぶりだね、諸君。私のことは『伯爵』とでも呼んでほしい」
男の名前は『伯爵』。山奥の洋館に住む謎の男で、人々を命がけの人狼ゲームに巻き込んで、もて遊ぶヤツだ。また、私をこの人狼ゲームの手伝いを強制的にやらせている張本人でもある。
伯「お待たせしてしまったかな？今日はこの温泉宿で、『人狼サバイバル』を始めよう」
伯「君たちそれぞれに送った招待状に鍵が入っていると思う。君達には取り敢えずその鍵に書かれた部屋番号の部屋に行ってもらおうと思う。」
その言葉を聞き、私達参加者は1度自分たちの招待状が入っている封筒を取り出し中を確認した。
『彼岸の間 1号室』封筒の中に入っていた鍵にはそう書かれていた。
リ「彼岸の間…？」
伯「あぁ、この宿の宿屋には階によって『〇〇の間』というものがあるんだよ。女性の部屋は2階にある『彼岸の間』と『睡蓮の間』、男性の部屋は3階にある『竜胆の間』と『胡蝶蘭の間』となっている。部屋についてはそこにある大階段を上ってから自分で確認してほしい」
サ「今は取り敢えず各々自分の部屋に行けばいいんだね」
伯「海堂サンゴくんその解釈であっているよ。部屋に入ったらまず中にある机の上にある役職カードとルールを確認してほしい。参加者全員が役職を確認したらルール説明を開始するからね」
取り敢えず鍵に書いてある『彼岸の間』ってのがある階を探すか…
『彼岸の間』は…2階か。3階とか上の階じゃなくて良かった。
サ「リオンさんは何の間だったんですか？私は『彼岸の間』でした」
リ「私も『彼岸の間』だったよ。サンゴさんも『彼岸の間』何だですか。もし良ければ一緒に向かいませんか？」
サ「良いんですか！？是非！行きましょう！」
リ「うん」
アゲハ(以降紅)「私とシャチも一緒に行ってもいいかしら？私達も同じく『彼岸の間』だったの。ね？シャチ」
シャチ(以降銀)「はい。お嬢」
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←ゲームの始まり3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
