You are the sunshine of our life. (ページ21)

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Laugh２０ページ21

結局一睡もできなかった
頭の中はジョングクのことでいっぱいで

「あぁ...」

俺を困らせている当の本人は
まだ眠りこけっていて
ベッドの上で気持ちよさそうに寝返りを打った

「なんだよ、もう」

告白された、よな？俺は
前に1度好きと言われたこともあった
ポッポだってされたし
ジョングクの愛情は嫌という程感じた

ただ俺は俺で素直になれなかった
こんだけ気になって頭をいっぱいにされたら
ジョングク以外のことなんか考えられなくて
完全に自分もジョングクに惹かれている

「すきなんだ...」

でも俺達は今からアイドルとしてデビューする身
メンバーのみんなにも迷惑がかかるかもしれない
認めてくれるかも分からないし
1番最後に入った俺を受け入れてくれたみんなを
自分の気持ち1つで裏切りたくない
みんなの、防弾少年団のマンネを独り占めできない
していいわけがないんだ

「すきなんだけどなぁ...」

それでも気持ちは募っていくばかりで
どうしても本能はジョングクを求める
諦めなきゃいけないとは思うけど
どうしてもジョングクを拒否できない

再びジョングクが寝返りを打った
そして、目がゆっくりと開かれる

「おはよ、」

「A、」

ジョングクの表情は今日は眠たそうじゃない
困惑の色をしており、
少し俺を睨みつけるように見上げられる

「すきなんだけど、なに？」

なんとなく気づいてた、起きてたんじゃないか
でも口の動きは止まらなかった

「ジョングガ...」

「好きなら、ちゃんと返事してよ」

少し泣きそうな顔に変わったジョングク
ちがう、そんな顔をさせたかったんじゃない

「これは俺達は2人の問題じゃない」

「...どういうこと？」

俺の言葉を理解することが出来ていないジョングク

「俺達の気持ちだけで
みんなに迷惑をかけるかもしれない」

「そんなのっ、ちゃんと」

「デビューだって控えてるんだ」

黙り込んでしまったジョングク
なにかを考え込むように俯いて
眉間に皺を寄せている

「それでも、それでも僕はAが好き」

「ジョングガ、」

「2人だけの問題じゃないこともわかってる
でも好きなんだよ、この気持ちを押し込める
必要があるの？」

俺だってこの気持ちを失くしたくない
生まれて初めて感じた気持ち
これが好きってことなんだって
誰からも愛されず誰も愛せずにいた俺に
好きだと思わせたジョングク

「俺だって、」

俺の言葉を遮るように開いた扉
隙間からホソギヒョンが顔を出した

「A、ジョングク？」