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Laugh18 ページ19

「あぁ、きもち...」

湯船に入ると体が温かさに包まれ
とても気持ちよく感じた
ただ気になるのはジョングクとの距離
いつもならくっついてくるはずなのに
1番遠くにいるジョングク

「ジョングガ?」

「...ん、」

名前を呼んでも返事はするが
こっちに来る様子はない

「こっち来ないの?」

「...ちょっと、」

仕方なく自分から近づくと
もっと奥の方へとくっついてしまう

「ジョングガ、どうした?」

「A、意外と割れてる」

「うん?」

ジョングクは何を言っているのだろうか
割れてる?腹筋のことか?

「こっちに来ないのか?」

「いや、襲っちゃいそっ...」

ブツブツと何かを呟いているジョングク
俺の声が聞こえていないのか、

「ジョングガ、」

こっちを見ていないうちに
ジョングクに近づいていって
そばで名前を呼ぶと大きくビクついた肩

「っ、A!」

「なんで、こっちにこないんだ?
結構傷ついたんだけど、」

「ごめん、でもあんまり近づかないで...」

いきなり俺は嫌われたわけ?
やっぱり、この性格嫌なのかな

「...ごめんね、僕近すぎた?」

なんとなく一人称が僕に戻る

「A、違う、Aが綺麗だから...」

綺麗?この俺が綺麗だって、

「...なにいってんだよ、」

「襲っちゃいそうで、」

ジョングクの言葉を理解するのに数秒かかる
俺はジョングクに襲われる?

「いや、まさか、」

「本当だけど、」

「うそだっ、」

「いま、証明してあげようか?」

突然、目の色が変わるジョングク
あれやばいかもしれない
今度は俺が後ずさる番になる

「いや、あの、」

だんだんと近づいてくるジョングクに
後ろに迫る壁

「本当かどうか知りたくないの?」

壁に背中が着いて
顔の両脇にはジョングクの手
片方の手が俺の頬を撫でて
おもわずゾクゾクしてしまう

「ジョングガ、」

顔が近ずいてきて
あと少しで重なってしまう唇

「だめだっ、」

なんとか、抜けそうな力を振り絞り
ジョングクを押しのけて風呂場を出る

「ドキドキが止まんない...」

胸の高鳴りが止まらなくて
ぎゅっと手を握り締める
腰の力が抜けてしまってへなへなと座り込んだ

「なんだ、もう、おさまれ、しんぞう」

なかなか治まらない心臓に
戸惑いつつもなんとか立ち上がって
衣服を着て、脱衣場を出た

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LaLa(プロフ) - 初めまして!この話を楽しませてもらってます!更新頑張ってください!待ってます! (2019年12月31日 18時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
桜兎昂(プロフ) - ミンジェさん» わかりました、ありがとうございます! (2019年5月4日 6時) (レス) id: 57f019ea2f (このIDを非表示/違反報告)
ミンジェ(プロフ) - お任せします! (2019年5月4日 0時) (レス) id: 34bc8d9101 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎昂(プロフ) - ミンジェさん» ちなみに、JUMPとBTSのメンバーをBLな感じで絡ませた方がいいですかね? (2019年5月4日 0時) (レス) id: 57f019ea2f (このIDを非表示/違反報告)
桜兎昂(プロフ) - ミンジェさん» なるほど!ありがとうございます!頑張ってみます!笑 (2019年5月3日 23時) (レス) id: 57f019ea2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜兎昂 | 作成日時:2019年4月3日 23時

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