You are the sunshine of our life. (ページ17)

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Laugh１６ページ17

ホテルを出ると
とりあえず、メンバーに連絡した
みんなは安心したようで
それぞれ電話の向こうで
安堵したようなため息や話し声が聞こえた

「...そろそろおろして」

タイミングを見計らって話しかけてくるジョングク
普通の道をこんな格好で通るのは
恥ずかしいかもしれないが、我慢してもらいたい

「ろくに歩けないだろ、」

「大丈夫だってばー！」

ジョングクの話は無視して歩き続ける
やがて反論の声もなくなった

「ねぇ、A」

名前を呼ばれ振り向くと
ジョングクがギュッと手に力を入れた
顔が近づいてきてキスされた
今回のはチュッとリップ音がなって
短いキス、こっちがポッポでしょ

「なんだよ、ジョングガ、また...」

「Aって本当はそんなキャラなんだ、」

どこか、まだ気を使っていて
自分を出し切っていなかったことに気づく

「そうだな、
てか、ジョングガ本当に大丈夫か？
我慢すんな、泣いてもいいんだぞ」

さっきよりも強い力、
ぎゅーっと痛いくらいに締め付けられる

「...A」

震えたジョングクの声に
やっぱり、我慢してたんだなと気付かされた

「ジョングガ...大丈夫だからな、」

今はおぶっている状況で
頭を撫でてやることが出来ず
言葉で安心させてあげることにした

だんだんと服に液体が染みてきて
ズズっと鼻をすする音も聞こえてきた
ジョングクはちゃんとなけているだろうか
僕は安心させることができたのだろうか

「A...こわかったよぉ」

こんなに弱っているジョングクは
初めて見た、いつでも一人で溜め込んで
ヒョン達に弱味を見せようとしないジョングク
同い年である僕が支えてあげないと
いつか壊れてしまいそうで怖い

「こわかったなぁ、これからは僕が守るよ
ずっとそばに居るからね」

「うん...A、」

「ん？どうしたの？」

「ちゃんと、本当のAでいて」

本当の自分？
さっきは自然に自分の心からの言葉なのに

「僕じゃなくて、俺なんでしょ？」

なんとなく僕に戻っていた一人称
みんなの前では意識して僕にしていた
気が強いところがあるから怖がられないように
嫌われられないようにと

「本当のAを知りたい」

まだ少し震える声でいうジョングク
それが妙に愛しく感じた
甘えられているようで、信頼されてるようで

「わかった、もう宿舎に着くよ」

「...降ります」

メンバーの皆にはさすがにみらたくないだろうから
今回ばかりはジョングクを降ろした