私とJUMPと後輩グループ。2

(58) ページ10

、





咲夜｢え、え、それ、ほんと？本気？｣




咲夜くん、凄い驚いてるしテンパってる笑


でも、どこか嬉しそうに見えるのは、私の気のせいかな？



｢ふふ、ほんとだし本気だよ！
ずっと待っててくれたんでしょ？｣




そう聞くと、あ、ジャニーさんか...と納得したような顔をする。




｢私、歌も踊りも下手くそだけど、咲夜くんたちと一緒に頑張っていきたい。
...こんな私だけど、迎え入れてくれますか？｣



ちょっと不安で、俯いてしまう。


ジャニーさんから話を聞いたとはいえ、緊張する。


ここでもし、考えとく、とか言われたらどうしよう、立ち直れない。






返事が未だに返ってこなくて、不安になって顔をあげると、ちょっと呆れたような顔をした咲夜くんがいた。




咲夜｢Aさん、おっせーすよ。あんなに勧誘したのに、全然OKもらえないし、気にしてももらえないし、俺らがその言葉をどんだけ待ってたと思うんすか、｣



そう言って、いつもの笑顔で、



咲夜｢...大歓迎に決まってるじゃないすか、｣




そう、答えてくれた。




｢へへ、嬉しい！
これから、お世話になります、よろしくお願いします｣




かおり｢え！！！AさんついにStareに入ってくれたの！？｣




咲夜｢おわっ、お前、いつからいたの、てか、話聞いてたの？｣


かおり｢いや、お世話になりますよろしくお願いしますって、そういうことじゃないの！？｣




楽屋に入ろうとした瞬間だったので、そこしか聞いてないらしい笑





でも、そういう意味だよ。



｢うん、へへ、お世話になります笑｣



そう言うと、やったああああああああ、と言いながら私に抱きついてくるかおりちゃん。



なになにー？と言いながら楽屋に入ってきた薫くんたちに今の状況を咲夜くんが説明すると、彼らも凄い喜んでくれた。




頼りない先輩だけど、これからは同じメンバーとして、支えられるだけじゃなくて、支え合っていけるようになりたい。


これからもよろしくね、後輩くん。

(59)→←(57)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す