5.寂しさと居場所 ページ6
朝起きて準備する
ばぁちゃんが居ない部屋は寂しかった
たくさん作ったご飯も
褒めてくれる人も居ない
寂しさが募る前に
Limeでばぁちゃんに行ってきます！と送った
少ししたら不慣れながら、行ってらっしゃいと来た
「……ばぁちゃん起きてる！」
Lime使い方教えてよかった
朝弁当を、2つ持った
作りすぎたから翔陽にあげるため
走れば田中先輩がいた
「田中先輩おはようございます！」
田「A早いな！おはよう！」
「朝は早く起きるといい事あるんよ！ってばぁちゃんに言われてました笑」
田「……そうか//」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
日「ちわぁーす！あ、A！はよ！」
影「ちわっす。Aはよ！」
「翔陽、飛雄おはよう！」
皆が体育館に行くらしいので付いて行った
「……」
空を見た
晴れてる
桜がチラチラと舞う
田「A？」
遠くにばぁちゃんの施設の屋根が見えた
無性に会いたかった
「……」
日「A？大丈夫か？」
「へ、、？」
影「……また会いに行けばいい」
「……うん//」ﾆｺ
ばぁちゃんが居ない生活は2週間経つ
まだまだ慣れなそうにない
寂しくてあまり寝れない日々
学校にいる方が寂しくない
「……」
3人「「……」」
早く…放課後にならないかな
早く会いたいな
ばぁちゃんは桜見えてるかな
桜餅……作ったから、、食べて欲しいな
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翔陽side
「今日の昼……桜餅……たべます？作りすぎました笑」
3人「「食う！！！」」
「弁当も作りすぎたオカズ詰めてきたから笑」
翔「……全部食う！ありがとうな！」ニカッ
「……うん」
何故か泣きそうなA
眉を八の字にして
泣きそうに施設の屋根を見ていた
作りすぎているのは多分
練習してるのだろう
おばあちゃんに褒められたいからだろう
翔「Aのご飯まぢうめーから！」ニカ
「……ありがとう！ﾆｺ」
泣いて欲しくない
笑ってほしい
そう思っていた
影「ヒナタじゃなく俺が食う！」
田「いや俺だ！先輩に譲れ！」
「ふふっ、沢山あります！」
Aの笑顔は可愛いかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月9日 19時
