20.私がバレーにハマった日 ページ21
翔「さ、乗れ」
「……歩けるよ？」
翔「いいから乗れ！」
「……私汗臭いよ、、」
翔「くさくないし、なんかいい匂いする。笑」
「……っ///」
背中に乗れば翔陽の匂いがした
「zzz」
翔「……ぷ、、Aすぐ寝るな笑」
ガラガラ
翔「戻りました！」
澤「大丈夫か？」
翔「とりあえず大丈夫そうです！A背中乗ると秒で、寝ますwww」
侑「疲れたんやろなぁ笑」
菅「倒れなくて良かったなぁ、、」
北「すまんな、よく見やんと、、」
澤「大丈夫ですよ、、先輩マネージャーに憧れてるからな笑」
翔「……Aベンチ寝かせます？ただ、、烏野のバレー見たいって言ってました笑」
田「うぉおおお！！」
西「やっぱりAはうちだけやらせましょ！笑」
「……zzz」
菅「とりあえず寝かせとくべ！」
そして試合が始まった
「……ん、、ぁれ……寝てた？………………＿＿＿＿＿」
目を覚ましたら
目の前に高く高く飛ぶ烏
誰より小さく
誰より高く
羽ばたく翔陽
思わず見とれた
何を思ったか持っていたスケッチブックにラフを書いていた
忘れたくない
高く高く飛ぶ
至高の翼
いきなり起きてベンチを立ち入口に周り込み
何かを書き始める私に皆が驚いていた
飛べ、烏
ざざっと書いた
翔陽のバレーは楽しい
「……あ。。小さな……巨人」
確かに翔陽は自己紹介で言っていた
今なら分かる
小さな巨人
翔陽はまさにそれだ
わくわくした
見ていてギラギラと得体の知れない何かが流れ込んできた
多分それは
私がバレーにハマった瞬間だった
翔「……A、、？」
翔陽達が首を傾げて居たなんて知らない
ただわくわくして描いていた
翔陽は私にとって
小さな巨人だった
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月9日 19時
