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結弦Side
あのあと、俺は数時間で練習を引き上げた
彼女のあの言葉が気になる。
昌磨だけって、昌磨とはどんな関係なんだろう…もやもやする。
結弦「あ〜っ！」
イライラする！
ただ一つわかってるのは、（人2）ちゃんとの壁がかなりあるってことだ。
結弦「どうしたら、受け入れてくれるんだ」
そんなとき、玄関に昌磨がいた
結弦「昌磨〜！」
靴を履いて帰ろうとした昌磨に声をかけた
昌磨「ゆづくん、どうしたんですか」
結弦「聞きたいことあるんだけど…（人2）ちゃんと昌磨ってどんな関係？」
昌磨「…悪いけど、俺の口からは何も言えないよ」
結弦「なんで!?」
昌磨「…」
結弦「気になるんだよ…（人2）ちゃんがなんであんなに俺を嫌ってるのか」
昌磨「…ゆづくんのことだけじゃないよ」
結弦「え？」
昌磨「一つ教えてあげる、」
結弦「ｺﾞｸｯ」
俺はツバを飲んだ。
昌磨「（人2）ちゃんは、過去に重い傷があってね…そのせいで誰のことも信用できないんだ、女子はもちろん男子ならなおさらさ。
俺意外とはほぼ誰とも話そうとしないよ。」
結弦「えっ？重い傷？」
昌磨「俺が言えるのはここまでだよ。
彼女のプライバシーはこれ以上話せない」
結弦「じゃ、じゃあどうしたらいいんだよ！？」
昌磨「ゆづくんが助けてあげてよ。」
結弦「助ける？」
昌磨「そう、彼女の心を開いてあげて。
俺も苦しいんだ、苦しんでる彼女を見ると。
でもその役目は俺じゃない気がする」
結弦「どういう…」
（人2）「昌磨〜っ！」
昌磨「あ、（人2）先輩っ」
結弦「…」
そのまま昌磨は（人2）のところへ駆けつけた。
結弦「絶対に助けてみせる、」
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作者名：いつみ | 作成日時：2019年7月9日 10時
