好きなのに･･･君は振り向いてくれない (ページ47)

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結弦Side

コーチから、俺はカナダ行きを進められた。

ブライアンという方のところに行けばもっと

上にあがれると。

俺は、阿部コーチのこともコーチとして好きだ。

それに、なにより（人2）と離れたくないんだ。

俺は思わずリンクから飛び出してしまった。

結弦「はぁっはぁ…。」

（人2）「羽生くんっ！」

結弦「（人2）」

（人2）「どうしたの？突然出ていって。
ななみんになにか言われた？」

結弦「…っ、」

（人2）「羽生くん、なに泣いて…ーっ！？」

ー…ｶﾞﾊﾞｯ

俺は思わず（人2）を抱きしめた。

結弦「ごめん…しばらくこのままにさせて
くれないかな？」

（人2）「羽生…くん？」

（人2）は恐る恐る俺の背中に手を当ててゆっくり擦ってくれた。

こんなことするの慣れてないはずなのに…。

俺はこのときばかりは（人2）に甘えてしまった。