検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:46,816 hit

35 ページ36

結弦Side









あのあと、ホテルの部屋の前まで(人2)ちゃんを送ったあと、昌磨がいなくなったのを気に









俺は、(人2)ちゃんの部屋の前で立ち止まった。








(人2)「羽生くん?」








結弦「…」








昌磨に関わるな、なんて言われて









引き下がる俺だと思う?









ー…ドンッ









俺は、ドアに手を当てた、いわゆる壁ドン









(人2)「羽生、くん?」









結弦「俺がどんだけ心配したと思う?」








(人2)「え?」









結弦「俺すごく心配で…怖かった。」








(人2)「羽生、近いよ…//」








結弦「なんで、、」








(人2)「…?」









結弦「なんで、気づいてくれないの?」









(人2)「なんの、こと?」









結弦「…」









だめだ、ガマンできない…神様ごめんなさい。









もう俺は我慢の限界です。









結弦「俺が、好きって言ったら…どうする?」









(人2)「えっ…羽生くんが…わたしを?//」









結弦「二度も言わせるな」









(人2)「ごめん、あまりにもその…突然だったから…//」









結弦「突然なんかじゃない…前から好きだった。でももうガマンできない…昌磨なに言われようと…俺は(人2)が好きだ。」









そう、好きだ。








好きで好きでたまらないんだ。









(人2)「…やめてよ。」









結弦「え?」









(人2)「わたしは、誰のことも好きになれない…ううん、好きになるのが怖い。羽生のことも、もしかしたらって思った…でもまだ一歩踏み出せない。」









結弦「(人2)…」









(人2)「…ごめん、、帰って。」









結弦「…(人2)…」







(人2)「…わたし、強くないから…整理がついたら…その時はちゃんと羽生に返事するから…」








結弦「その時まで待ってるから!!」








(人2)「!!」









(人2)はそれと同時に後ろを振り向いた。







結弦「ずっと、待ってる。」









(人2)「…羽生…おやすみ。」








結弦「うん、おやすみ。」






ー…パタンッ







静かにそのドアは閉められた。

36→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いつみ | 作成日時:2019年7月9日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。