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結弦「タクシー乗り場まで少し歩くけど」
（人2）「…そう。」
暗い夜道を歩いているときだった。
「よぉ、姉ちゃんかわいいねぇー」
（人2）「っ、」
わたしは怖くなってゆっくり後ずさると
羽生はわたしを隠すように前に出てきた。
結弦「…」
「あんだこのガキ、そこのおじょうちゃん貸してくれてもいいだろ〜」
結弦「…俺の彼女に手を出さないでもらえますか」
「彼女だぁ、ガキのくせに」
ー…ぐぃっ
わたしは急に腕を掴まれた。
（人2）「っひ」
結弦「離せ！」
羽生はスタンガンを出した。
「おまえ、」
結弦「これ以上彼女に指一本触れたら…」
「っ！」
そうして、そいつは逃げていった。
（人2）「っはぁ、」
ー…ガクッ
わたしは安心したのか腰を下ろした。
結弦「大丈夫!?」
（人2）「あ、ありがとう…羽生…でもスタンガンどうして…」
結弦「あぁ、これ万一身を守るために持っておけって言われて一応持ってたんだ。」
（人2）「そ、そうなんだ…」
結弦「もう大丈夫だよ。」
羽生はしゃがんでわたしの肩にぽんっと手をおいた。
（人2）「…羽生」
結弦「わっ、ごめん…触っちゃった。」
慌てて羽生は肩から手を離した
（人2）「ふふっ、、羽生くん…ありがとう。」
結弦「え、いま羽生"くん"って…俺のこと認めてくれたの!?」
羽生は目をキラキラさせてそう叫んできた。
（人2）「たっ、たまたまよ！たまたま！//」
結弦「えっ、だっていま…」
（人2）「あ〜！！羽生うっさい」
結弦「えーっ!?」
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作者名：いつみ | 作成日時：2019年7月9日 10時
