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皆が見て笑った
全「「ああ！ようこそ、稲荷崎バレー部へ」」ﾆｺ
「……！ﾆｺ」ペコ
片して着替えればAがノートを見ながら書いていた
覗けば細かくポジション等を勉強していた
侑「今日から教えてあげる。」ﾆｺ
「……！ﾆｺ」 ありがとうと文字を見せてきた
北「Aなにかあれば言いな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
皆ゆっくり話せばAは沢山両手でﾏﾙを作っていた
全「「……可愛ええ……//」」
「……？ﾆｺ」
侑「A。」
"あまり可愛い顔や声皆に見せたらあかん。俺だけがいい。”
携帯を見せたら赤くなりまたﾏﾙ
侑「……なんや、この可愛ええ子……ほんま可愛ええ……」ｷﾞｭ
治「ツム、A苦しがっとる！！」
腕を緩めたらぷはっと顔をあげ笑うA
その日から毎日朝も夜もAと一緒にいた。
材料費渡すから作ってと言えばご飯もデザートもたくさん作ってくれた
バレールールを覚えたAは手際が良かった
そうしてGW合宿が始まる頃にはマネージャー業が板についていた
「……が、、しく？？」
侑「せや、来週から行けるか？東京に6日！」
「……！ﾆｺ」 ﾏﾙ
北「A薬とかあるなら教えとけな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
「……だ、、ｯ……」
侑「……A？」
耳を抑えたAは眉を潜めた
北「耳、聞こえにくいか？」
「……ｺｸｺｸ」
全「「……」」
"最近左耳もあまり聞こえないから、明日検査なので聞いてきます。自分の声の振動がわからなくなりました。”
見せた文字に皆びっくりしていた
侑「……A。大丈夫。一緒にいく。」
ゆっくり大きめに話せば
「……、、ｺｸｺｸ……ﾆｺ」ﾏﾙ
多分あまり聞こえていない
また何かを書いたA
"耳、、手術受けようかと。今ならまだ人工手術間に合うらしいから、、”
全「「……手術……」」
侑「……A。」ｷﾞｭ
「……？」ｽﾘｽﾘ
抱き締めれば胸に擦り寄るA
可愛い
俺の声を忘れないでいてほしい
次の日Aと北さん、サムと病院に行けば
もうほとんど聴こえていなかった
医「……手術する？今ならまだ間に合うよ。」ﾆｺ
「……す、、ぐ？」
手話をしながら話したA
医「……すぐ。明日。」
全「「明日！？」」
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月8日 23時
