34・傷つけられた大切な人 ページ36
Aside
油小路に行くと、左之さん・新八・平助・千鶴ちゃんがいた
鬼の風間以外もいて、大乱闘になっている
久しぶりに生き生きとした三人を見れた気がする
『・・・・・!!?』
少しうれしくなっていた瞬間、平助が天霧につかまれていた
苦しそうに顔をゆがめている
平「がはっ!!」
状況を整理すると、千鶴ちゃんを助けた平助が、天霧に思いっきり殴られた
そのあとも、天霧は攻撃をしようとしたのがわかった僕は、直ぐに平助の前に立った
天「・・・・瑠璃姫ではありませんか、そこをどいていただけませんか?」
『・・・・・どきません』
天「ならば仕方ありませんと言いたいところですが・・・・今回ばかりはそうはいきませんので」
そう言って、天霧が構えを取った
それと同時に、僕も双剣を抜く
そして、後ろの千鶴ちゃんに・・・
『千鶴ちゃん・・・・四人で逃げてください』
千「え・・?そ、そんなの無理だよ!」
『僕一人の命より、君たち一人ひとりの命の方が大事なんだよ』
そう言って、仲間だった人たちに背中を向ける
『僕が相手になります・・・・』
天「姫お一人で、戦うのはおやめになられた方がいいのでは・・」
『敵にそこまで優しくなれるのだったら、戦うのをおやめになったらどうですか?』
そして、やっとコントロールができるようになった力を発動する
真っすぐに鬼たちの方へと駆け抜ける
天「千年姫の力ですか・・・・」
『・・・・・僕の前から消えてください』
*******
結局逃げられたけど、四人を屯所へと返すことはできた
いきなり降り出した雨が、体の体温を冷たくしていく
『・・・・・僕の・・・愛する人への最期の使命を・・・』
そうして、新選組の屯所へと向かった
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宇歌(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです。頑張りますね! (2016年7月22日 14時) (レス) id: 34c667b779 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - とても面白いです!更新頑張ってください (2016年7月22日 14時) (レス) id: 28e11fac7c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 平助loveさん» ありがとうございます!そういっていただけると、頑張ろうって思います!両立しながら頑張ります(`・ω・´) (2016年7月14日 22時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
平助love - 面白いです!続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年7月14日 19時) (レス) id: 16e215697c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます!期待にお答えできるように頑張りますね! (2016年4月30日 10時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
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