31・どうして!! ページ33
総司side
新選組の将軍護衛についての話し合いの最中、土方さんは千鶴ちゃんと守くんには声をかけ
Aちゃんには一言も声をかけなかった
こういうことが起きるといつもAちゃんは
『・・・・いつものことだし、僕に何かが足りないんだと思う』
そう言って、悲しそうな顔をする
・・・・僕は足りないところなんてないと思うんだけどな・・・
だけど、今回はいつもと違った
『なんで・・・皆と一緒に戦わせてもらえないんですか?』
『僕は・・・なにがいけないんですか・・・』
彼女なりに、勇気を振り絞ったことはよくわかる
劣るどころか、他の隊士よりも上をいっているAちゃんを、土方さんは
土「足手まといだからだ」
の一言で片づけた。
もちろん、Aちゃんは泣いてしまうわけで、そのまま屯所を出て行った
そのあとは、文句の嵐だった
その中で僕は・・・
総「何が気に食わないんですか?何もしてないのに、あんな仕打ちのようなこと・・・」
土「しょうがねぇだろ!いいとは言ったが、あいつは国の命なんだ」
苛立ちを覚えた、何も知らないくせにって
平「んなの、Aに失礼だろ!」
平助が、土方さんをにらみつける
平「あいつは・・!新選組にいられるように、隠れて必死に強くなろうとしてる」
総「そうだよ、自分の居場所を守るために、今でも強いけど・・もっと強くなろうとしてる」
一「この件に関しては、総司たちの意見に賛成です」
左「辛くても必死についてきたんだ、そんな仲間を切り捨てるなんて、ひどすぎるんじゃねぇか?」
永「Aを脱隊させるくらいなら、俺も抜ける」
左「新八・・・、それはやりすぎだ」
千「Aくんは・・・ここにいる誰よりも強いです・・・」
皆も千鶴ちゃんの言葉にうなずく
一番弱いお姫様は、実はとても強かったんだと思う
土「はぁ・・・・俺ももう一度考えるが・・・お前らもちゃんと考えておけ!」
そう言って、Aちゃんの話は幕を閉じた
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宇歌(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです。頑張りますね! (2016年7月22日 14時) (レス) id: 34c667b779 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - とても面白いです!更新頑張ってください (2016年7月22日 14時) (レス) id: 28e11fac7c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 平助loveさん» ありがとうございます!そういっていただけると、頑張ろうって思います!両立しながら頑張ります(`・ω・´) (2016年7月14日 22時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
平助love - 面白いです!続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年7月14日 19時) (レス) id: 16e215697c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます!期待にお答えできるように頑張りますね! (2016年4月30日 10時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
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