30・さっきの女の子 ページ32
Aside
あの後、無我夢中で街を走り抜ける
途中で、神社と桜の木があるところで座り込んだ
『はあ・・・・結局は一人なんだ・・・僕は』
独り言を呟いていると・・・
薫「あの、あなたは沖田さんとご一緒にいらっしゃった方ですよね?」
この前の女の子だ
『は、はい・・・そうですが・・』
薫「泣いていらっしゃるんですか?」
『!!あ、えと・・その・・・』
薫「もしよろしければ、お話を聞かせていただけませんか?」
そう言われて、いつもなら人に弱みなんか見せないけど・・・
薫さんなら、僕を救ってくれそうな気がして、すべてを話した
薫「そうですか・・・・辛かったですね・・・」
『あはは・・・ありがとうございます・・・なんかすっきりしました・・』
薫「いえ、どういたしまして・・」
そう言うと、僕に近づいてくる薫さん
『・・え?』
薫「・・・・」
すると、僕のおでこをパシッとたたく
『っ・・・』
薫「やっぱり・・・A!」
『え・・?』
体を見ると、千年姫の容姿・・・元の姿になっていた
薫さんは、男の子になっていて・・・
『え・・?薫さん・・・男の子だったんですか?』
薫「うん・・・」
そうして、優しく抱きしめてくる
『え?あ、あの////』
薫「やっと・・・みつけた・・・」
『ひゃっ!』
耳元でささやいてきて、しかも髪が当たってくすぐったい
薫「ねえ、俺の事覚えてる?」
『え・・・?』
薫「約束・・・・守るために来た」
『!!もしかして・・・・江戸の時の・・?』
薫「そうだよ?・・・俺なら、そんな悲しませるようなことしないのに・・・」
『か・・・おる・・』
薫「俺はいつでも、Aの味方だよ・・」
約束の男の子に会えた嬉しさも強かった
だけど、このときの私は味方という言葉に惹かれて
薫についていくと決めてしまった
・・・・・・誰か・・・真実を教えてください・・・
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宇歌(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです。頑張りますね! (2016年7月22日 14時) (レス) id: 34c667b779 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - とても面白いです!更新頑張ってください (2016年7月22日 14時) (レス) id: 28e11fac7c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 平助loveさん» ありがとうございます!そういっていただけると、頑張ろうって思います!両立しながら頑張ります(`・ω・´) (2016年7月14日 22時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
平助love - 面白いです!続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年7月14日 19時) (レス) id: 16e215697c (このIDを非表示/違反報告)
宇歌(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます!期待にお答えできるように頑張りますね! (2016年4月30日 10時) (レス) id: fc4db3a53b (このIDを非表示/違反報告)
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