千年姫と誠の心

１９・金平糖と告白 ページ21

Aside


あれから数日・・・・自由な時間は、女の子の本当の姿でいる
今日は休みだったから、縁側で猫と遊んでいると

　
　『あ！総司』

総「こんにちはかな？」


隣に座って、いつものように金平糖を取り出す
総司の好物だよね、金平糖って
そう思いながら、金平糖を見ていると・・・


総「ん？・・・食べる？」

と聞かれた、私は・・・

　『う〜ん・・・じゃあ、一個もらおうかな？』


そういうと、金平糖を手にもって私に近づく総司
顔が近づいてきたのに驚いて、反射的に目を瞑る

しばらく目を閉じていると・・・・


総「・・・好きだよ」


その言葉に驚いて、目を開けると
口に金平糖を入れられる


　『むぐっ！』

目の前の総司を見ると、意地悪な顔はしていなくて、真剣な顔をしていた


　『え、えっと・・・』

総「これからは、僕が守るから・・・あと、答えはまだいいよ」

　『え？・・・はい、よろしくお願いします？』

総「そんなにかしこまらなくていいのに」

　『ふふ、私、強いですよ？』

そう言うと、頬つねってくる


　『い、いひゃいれす！はなひてくらさい！(い、痛いです！離してください！)』

総「・・・・かわいい・・・」


そんなことを、微笑んで言ってくるもんだから


　『そんなの・・・・ずるいです・・・』

総「そう？本当のことを言っただけなんだけど」

　『あの・・・・免疫・・ないんです・・だから・・・恥ずかしい・・』

総「じゃあ、言ってあげよっか？これから・・」

　『イタズラでやるのはやめてください！』

総「嘘だよ。好きな子が嫌がるようなことしないよ？」


ほら、また・・・・



このときは、約束の男の子のことを忘れてしまっていた・・・・・

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