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『あの、ほんっと、すいません』
渡「ほんとだわ、マジ酒癖わりぃ」
『調子のって飲みすぎちゃいました、たぶん…』
渡「まあ、楽しかったからいーけどさ」
リビングにあるダイニングテーブルに座ってると
ホットコーヒーが出された。
ズキズキする頭を時々、抱えながら
飲むとすーっと中に入っていく。
…あ、そういうや。
『蓮くんと知り合いなんですか?』
渡「はっ!?え、目黒のこと知ってるの!?」
『まあ、あっちは覚えてるか知らないですけど』
渡「…それは有り得るかも、昨日何も言ってなかったし」
そうだよね、部活終わりにたまたま
帰宅時間が被って方向が一緒だからって
帰るくらいの仲。
クラスも同じだったけど、蓮くんは近づけない
くらいモテてたから。
帰宅時間が被ったらその日はすごくラッキーだった。
やっぱ、覚えてないよね…
渡「目黒のこと、好きだったの?」
『へっ!?えっ、いや、』
渡「今じゃなくて昔」
『…昔、まあ、はい、好きでしたよ?』
こんな話、聞かれたくないなあ…
好きだったなんて、私なんかが。
でも、すごくかっこよかったんだよ。
『てか、何で渡辺さんちにいるんですか?』
渡「あー、昨日話したけど俺ら同じグループなんだよね」
『…えっ、あっ、アイドルのですか』
渡「そ、アイドル」
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作者名:bear. | 作成日時:2020年12月30日 0時