ホテイアオイ (青黒) (ページ8)

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you side

頭痛と共に目が覚めた。

いつもと違う香りがして、目を覚ますと
知らない部屋に知らないベット。

いや、誰んち！？待って、した？！

と服を確認するも着たまま。

え、脱がないやつ？脱がないでしたの？？
と考えるも腰も痛くないし…

周りを見渡しても、何もない。
ベットとベットサイドにある机だけ。

なに、誘拐された？

ズキズキする頭を抑えながらリビングの方に
行けば、眠っている人が一人。

そっと顔を覗けば、知っている懐かしい人がいた。

『…蓮くん？』

ずっと変わってない、背が高くてめちゃくちゃ
美形で。ファンクラブあったくらいモテてた。

私から最も遠い存在。

そんな蓮くんが好きだった時期もあった。

サッカーを楽しそうにしている蓮くんを
見るとこっちまで部活頑張れたなあ、とか
懐かしい気持ちになった。

ん？でも、何で蓮くんがいるの？
蓮くんの家？？

渡「お、起きてんじゃん」

『へっ！？え、たしか、渡辺…翔太さん？』

渡「あれ、もうなべって呼ばねーの？」

『なべ！？え、ちょっと、そんなこと言ってました！？』

やばい、いつものヤラカシ癖が出た………

お酒を一定以上飲むと記憶がなくなる。
何をしたかは全く覚えてない。

あー、最悪だ、やっちゃったよ…

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