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目黒side
洗面所に行き、顔を洗わせてもらう。
飲んだお酒がすっと流れていく気がしたけど
聞こえてくるのはしょっぴーとの会話。
たぶん、会いたいって言ってる。
それだけは嫌で、今日だけは俺を見て欲しかった。
その想いが、溢れてしまってAから
携帯をひょいと取り上げた。
『あっ、ちょっと、！』
目「しょっぴー、今は俺の時間だから」
渡「お前さ、」
目「俺、言いましたよね、泣かせたら容赦なくいくって」
渡「は、？泣いてたの？」
目「約束なんで、」
しょっぴーからの言葉を聞く前にぷつっと
通話ボタンを消した。
Aは、俺のことをじっと見つめてる。
怒った？でも、泣いてた。
約束したから、泣かせたら、泣いたら
俺はしょっぴーだろうが奪いに行くって。
『…蓮くん、』
目「…今日は俺だけ見てよ、」
ぎゅっと細い身体を抱きしめる。
やっぱりしょっぴーにとられたくない。
昔からずっと追いかけていた人。
特別かわいいって訳じゃないのに、心を
擽られた人だから。
こうやって会えたのも、運命だって思うから。
ねえ、俺なら幸せにする自信しかないよ？
、
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作者名：bear. | 作成日時：2020年12月30日 0時
