君に堕ちた僕達は今日も狂っている

※ あとがきという名の解説 ページ21

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【僕は君に堕ちて狂う】




実はこの物語には4つのテーマ曲がありました。



まずこの物語自体のメージソングはE-grilsの“Pain,pain”です。




“このキスに二滴(ふたつ)雫を垂らせばまたキズになるわ それでも好きです”



キス、という表現をAちゃんだとして2つの雫を涼太くんと玲於くんにします。


例え涼太くんに彼女がいて、玲於くんに無理矢理抱かれたとしてもAちゃんは涼太くんが好きだということです。




“「バカだね」って他人は呆れて言うけど 月より妖しい あなたが好きです”



バカだねって言ったのは龍友くんで、言われたAちゃんだけど彼女がいると分かっていても心の底から涼太くんが好きなんです。




“優しさと痛み おんなじ心(ところ)で感じながらみんな生きてるでしょ？”



自分が涼太くんを好きなのと同じように玲於くんも自分の事を好きだという事を理解したAちゃんは玲於くんに同情します。


涼太くんを好きだと知って玲於くんは苦しむけれど、その胸の苦しみさえAちゃんを愛おしいと思うからこそ玲於くんの闇はどんどん深くなっていきます。




“哀しみは我慢できる ただ孤独は嫌なの 愛されたい”



今までずっと孤独だった分哀しみは我慢が出来るけど、人に抱かれるということで愛情を覚えたAちゃんはもっと、という矛盾の感情を覚えます。




“禁断の花園で 咲いてしまった私”



禁断の花園という“三角関係”に陥ってしまったAちゃん。




“実りはしない 恋だって構わない”



例え涼太くんに彼女がいたとしても私は涼太くんが好きだから、自分に気持ちがなくっても会いたいと泣くAちゃん。







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