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カオスの始まり ページ2

A「ふぁぁ……休日だからって…
ぼっちの非リアに休日なんて合ったって何もする事ないよ…」

自分の名はA。
普通に何処にでも居る人間だ。

A「ショッピングモールもこの時間じゃあまだ開いてないし…」

休日の中途半端な朝なんて、何もする事が無い。

何となく、駅前をぶらぶらする。

A「何か面白い事ないかなぁ…」

ぽつり、と呟いてみる。辺りには何故か、人が居ない。

A「おかしいな…この時間ならもっとひとが居るはずなのに……」

そんな事をぼんやりと考えていた時だった。

???「ちよ、どいてよ!!」

(ドンッ)

肩と肩がぶつかる感触。………否、これは本……?

何の本だろう、と思い、さっきの人が落としていった本を屈んで見ようとする。

A「凄い剣幕だったなぁ…急いでたのかな」

さっきまで誰も居なかったのに、急な登場で
びっくりだ。

A「それにしても……これ何の本?」

そう言いながら手を伸ばした時だった。

???「だーかーらー!1番は僕だってば!!」

………何か聞いた事ある声。そう感じたらもう遅かった。

──突然、グイッ、と引っ張られる感触。

A「わっ」

次に感じたのは、物凄く眩しい、光だった。

………そこからの記憶はもうない。

………気が付いたら、硬い床の上に居た。

A「………痛た…何だったんだろ…」

頭を擦りながら周りを見渡す。

(ここは……誰かの、家……?いや、それにしては狭い気が………)

???「ねぇ、君」

A「ぎゃっ!?」

急に声を掛けられて、思わず声が裏返る。

A「な、なんですか!?誰ですか!?」

若干パニックになっていた。

???「僕?僕はね」

その声の主はたたっ、と目の前まで来て、
くるり、と自分を振り返る。

???「江戸川乱歩!世界一の名探偵さ!」

……………は?

何を言っているんだ、この人?

江戸川、乱歩?今の3次元には生きてないはずでしょ……?でも、声は同じだ。

真逆、神███さん?

恐る恐る上を向く。

………そこに居たのは、満面の笑みの、確かに
江戸川乱歩。

A「ららららら乱歩さんッッ!?」

思わず後ずさる。

何で、え?もしかして自分は、2次元に来てしまったのか……?

……………最高ッッッ!!!1度来てみたかった、2次元!夢が叶った!!

A「こんな形で推しに会えるなんて…!!」

???「貴様、声に出てるぞ」

A「……!?」


次の登場キャラとは一体………!?

お楽しみに←←←

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作者名:ATSUSHI | 作成日時:2020年5月22日 16時

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