伍拾陸 ページ9
蜜璃ちゃんのきれいなまつげの下から期待の視線が送られてくる。
「えー、えっと、その、…」
…幻覚と間違えて告白したとか言えないんだけど。
頭をこれでもかというほど働かせ、手で口を隠す。
「…甘露寺が待っているだろう、早く言え。」
伊黒さんの死線、…じゃなくて視線が体に突き刺さる。
うっ、正直に言うしかないのかな…
「…言っても笑いませんか?」
手に汗を滲ませながら、少し震える声で尋ねる。
「ええもちろんよ!」
「宇髄さんは?」
「笑わねえよ」
2人からは元気の良い返事が帰ってきた。
…伊黒さんには笑うという概念を私の前では持ち合わせていないと思っているので、気にしなくて良いだろう。
ちょ、そ、そんな睨まないで下さい伊黒さん。
…皆様、何故私の心の声が読めるの??
という茶番は置いておき、心を落ち着かせるために肺一杯に空気を吸い込んだ。
そして意を決して口を開いた。
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美雨音トウカ - なずなさん» そんな風におっしゃって下さるだなんて、とても嬉しいです!モチベーション凄くあがります…!これからも頑張って更新しますので、是非宜しくお願い致します! (4月21日 11時) (レス) id: 212377e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
なずな - 心臓が…爆発…しました……最&高です!!! (4月14日 16時) (レス) @page19 id: f22ade9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨音トウカ | 作成日時:2024年3月20日 0時