肆拾漆 ページ48
「Aさん?」
顔を手で覆いながら廊下を速歩きで移動していると、前から声をかけられた。
「し、しのぶちゃんっっ!助けてぇ…」
と言い、しのぶちゃんに抱きつくと、優しく抱きとめてくれる女神。甘くていい匂いが、心を落ち着かせる。
「あらあら、どうしたんですか。」
「そ、それがね、」
と、先程の出来事を大雑把に伝える。私が話をしている間もしっかりとこちらを見てくれるしのぶちゃん。…好き。
「察してはいましたが、やはり、恋仲になったんですね!甘露寺さんにも報告しなくてはいけませんね。おめでとうございます!」
と、しのぶちゃんの口から祝福の言葉が述べられる。
「あ、ありがとう…!、って、そこじゃなくて!わ、私これからどうやって生きていけば…あ、あれを竈門くんたちに見られただなんて、恥ずかしすぎる…」
と、廊下のど真ん中に頭を抱えてしゃがみ込む私。
「ふふっ、もう、大袈裟ですねえ。大丈夫ですよ。彼らは優しいですから、今まで通り過ごせば良いだけの話ですよ。
…ほら、丁度、愛しの彼も来ましたよ。では、私はこれで。」
「え、!し、しのぶちゃん!?」
一瞬でしのぶちゃんの気配が遠ざかった。
…え、愛しの彼って、
後ろを振り返ると、青碧の瞳と目があった。
「と、時透、くん!?」
※皆様、こちらの作品を読んでくださってありがとうございます!昨日総合で1000hitを達成したばかりなのに、今日だけでも1000hit頂けるだなんて、信じられないです。(今見たら2000hitでした!幸せです…)しかも、ランキングにも入ってしまって…!本当に感謝しかないです。
まだまだですが、今後も何卒よろしくお願いいたします!※
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美雨音トウカ - ふゆさん» 申し訳ありません!!教えて下さって本当にありがとうございます…!へなちょこ作者で申し訳ないです。そして何度か読んでいただけてるだなんて、もう胸が嬉しさでいっぱいです…!本当にありがとうございます! (5月6日 9時) (レス) id: 212377e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 初コメント失礼します。とても素敵な作品で何度か読ませていただいています。ただ参拾弐が抜けているのでもし非公開にしてるなら公開お願いします🙇♀️ (5月3日 19時) (レス) @page33 id: 2415585283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨音トウカ | 作成日時:2024年2月28日 23時