【Undertale】元実験台はまた旅を始めたらしい

変身 ページ15

「“もしもし！パピルスですﾂ！！”」

「“どうして番号がわかったかって？”」

『…どうやったの？』

聞いて欲しげなパピルスに訊ねると、パピルスはわざとらしくせきばらいをした。

「“そんなの簡単だ！1から順番にボタンを押していったら繋がった！！”」

〈…え？〉

…常識が通じないのはあの骨だけでなく、この骨もかもしれない。

「“ええっと、それで……今、どんな格好してるの…？

いや、友達に頼まれたから聞いてるんだけどね……”」

…その友達は高確率で顔芸寿司だろう。

「“貴様らがおふるのチュチュとひいろのスカーフを身につけているのを見たって言うんだけど……ほんと？”」

〈(…なんて答える？)〉

『…ああ。私達が身に付けてるのはそれだぞ。』

え！？って顔をするA。

「“そうか、おふるのチュチュとひいろのスカーフを身に付けてるんだな……

オッケー、後は任せて！”」

ツー……

〈…正直にいって大丈夫なの？〉

『……嘘つくなんてできないし。』

そう言って私はスカーフで髪をまとめる。

『ちょっと装備を変えりゃあいい話だろ？』

〈天才〉

悩んだ末に、何故か無理矢理買わされた、麦藁色のパーカーを羽織った。

…変わった……かなぁ？

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