【Undertale】元実験台はまた旅を始めたらしい

青色の記憶 ページ11

『わりいわりい。』

そう言いながらAのもとへ帰る。

〈遅いよ、イナサ！〉

お叱りを受けながら、ウォーターフェルの道を進んだ。

大きな滝があり、上から石が降ってくる……

『…あ。』

ここは……

目の前にちらつく青い魂の記憶を追い払いながら、道を進んだ。

〈…あれ、ここ部屋がある。〉

Aがその部屋に入っていく。

『…！ちょ、待…』

私の言葉が終わらないうちに、Aが部屋の中に入って行った。

〈…チュチュ？〉

間抜けな声でAがそう言う。

『…へへ。』

これも運命かな…

そんなくだらない迷信を、今なら信じていいと思いながら笑う。

〈…イナサ何笑ってんの？気味悪いよ？〉

『あーいや、こっちの事情。』

そう言って、部屋をでた。

「大丈夫」

「アスヒは、きっと負けない」

そんな声が、聞こえた気がした。

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