【Undertale】元実験台は決意を抱いたらしい

自分の力 ページ9

「お家に帰る方法を知りたいのよね？

この先に、遺跡の出口があります。

その先は地底の世界。一度出たら帰ってこれません。

…私は、今からその入り口を壊します。」

『…！？』

目を見開いてトリエルさんを見る。

「もうここから、誰も出て行かないように…」

トリエルさんは悲しそうに呟く。

「いい子だから、お部屋に戻っていなさい。」

〈…？〉

でも、Aはいまいちわかっていなさそうだった。

さらに先へ進む。

「ここへ落ちたニンゲンはみな同じ運命を辿る…

私は、この目で、何度も見てきました。

ここへ来て…

ここを出て行って…

そして、殺されてしまう。

貴方は何も知らないの。

外へ出たら…彼らに…アズゴアに、殺されてしまうわ。

これは貴方を守るためなの。わかってちょうだい。

…お部屋に戻るのよ。」

その声は、怒っているようにも、悲しんでいるようにも聞こえた。

「止めたって、無駄です。

これが、最後の警告ですよ。」

そう言っても、Aは先に進んでいく。

「どうしても出ていくというのね…

そう…貴方も、他のニンゲンと一緒なのね。

なら、残る手段はひとつしかない…

私を納得させてみなさい。

貴方の強さを、証明するのよ！」

＊トリエルに ゆくてを ふさがれた！

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