できること ページ9
「…出たいっていったら、怒られるかな…」
結局遺跡の外に出たいらしく、そう呟くセラ。
『知らない。』
「あんたに言ったんじゃない。」
『ならそんな声張らないで。五月蝿いから。』
「…」
口を開ければ煽り合い。サンズの時とも似てる気がする。
ほんと、ミキはびっくりするぐらい愛想よかったもんな…
まあ、あれに慣れちゃいけないよな。セラの対応が普通だ。
…また、ミキが遠くなった気がする。
そうやって、だんだんミキを忘れていくのだと思うと…
虚しくなった。
いつか、どんな人も、モンスターも、ちりぢりになって、消えていく…
それは、自分の愛した人も例外ではない。
わかってるはずなのに…
どうしても、虚無感だけが心の中に残った。
きっと、私もいつか、消えるんだ。
私がどのように思考して、感じて、生きていったのかを知る人は、いなくなるんだ。
そうすると、闇に吸い込まれるような、奇妙な感覚がした。
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もちりの(プロフ) - 出来るだけネタバレ無しで (2022年5月20日 19時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
もちりの(プロフ) - レズさん» うん、やれ。 (2022年5月20日 18時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
レズ(プロフ) - 読んだよむっちゃ面白いなぁ。アンダーテールやりたくなってきた。 (2022年5月20日 18時) (レス) @page30 id: d56f4b39ae (このIDを非表示/違反報告)
さごのこ(プロフ) - ありがとうございます! (2022年5月8日 8時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ丸 - 応援してます!! (2022年5月8日 8時) (レス) @page24 id: 2ec706d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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