【Undertale】元実験台は愛に飢えているらしい

二回目 ページ37

「今回は、ボクのところにこなかったね。」

『…もう、聞くべきことは聞いたからな。』

そう答え、ナイフを投げる。

それをつたで弾き、フラウィはこちらに向かってきた。

重力無視でナイフを浮かせてフラウィを刺そうとするが、フラウィはそれを避け、私のうしろからつたを伸ばした。

…棘が生えている。

当たったら、おそらく命はないだろう。

私は攻撃力と素早さは異常だが、防御力が壊滅的にない。

何本も伸びてくるつたを避けながら、重力反転で隠れようとする。

…せいぜい、悪あがきだと言うことはわかっていたが。

結局白い球にかこまれて、逃げられなくなった。

「…あはは！無様だねぇ。ま、キミは殺さないでおくけど。」

身動きの取れない私を嘲笑うフラウィ。

すると、フラウィの後ろから骨が飛んできた。

「….ったく、無茶するから…」

その骨を飛ばしたのは、サンズだった。

一瞬できた隙に、フラウィを後ろから刺す。

『…悪い。』

私はそう言って、膝についた土を払った。

「ま、気にすんなって。」

文句をつけてきたのはそっちなのに、サンズはそう言う。

…さあ、第三ラウンドだ。

また、リセットされる感覚がした。

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