葛藤 ページ35
「…すまない。息子が殺されて、怒りに任せ君を殺そうとしてしまった…」
『いい、いいよ。誰だってそんな時はある。』
そう言うと、アズゴアは「…ありがとう。」と笑った。
やっぱり、この人はあくまでお人好しなんだな。
…王には、冷酷さが必要だ。それがないから、王様のように見えないのか。
ま、一種の威厳はあるがな。
「…あつかましいようだが、もう一つ、お願いがあるんだ。」
『…?なんだ?』
私がそう促すと、申し訳なさそうにアズゴアは言った。
「…研究の、手伝いをしてくれないか?えっと、研究っていうのは…」
博士やサンズから既に2、3回聞いた話をもう一度聞き、私は頭の中でずっと迷っていた。
…地上に出た方が、いろいろと好都合だ。でも、研究ってことは、実験するんだろ…?
自身のトラウマが戻ってくるかもしれない。いや、でも…と葛藤する。
「あ、イナサここにいたんだね。…王!?」
気づけば、さっき私が入っていたところに博士がいた。
『…考えておく。』
アズゴアに一言残し、私はその場を立ち去った。
ラッキーアイテム
赤色のソウル
今日の一言(だいたいネタ)
『幽霊っていると思う?』ナプスタ「あ…ボク…」
36人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真冬のハイビスカス - ※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソさん» あ(察し)アイリス君な…ありがとうございます! (2022年2月26日 7時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソ(プロフ) - わー!!すげー!文才力爆発してる!!!かっけぇええ!!!有名な小説家になるの期待 (2022年2月25日 20時) (レス) id: 518bed0004 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ