【MHA】ばーさす！×３【轟焦凍】 (ページ8)

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そうして表彰式は始まり、爆豪くんは厳重に拘束されながらも表彰されることとなった。常闇くんを挟んで横にいる爆豪くんを思わず苦笑いで見上げる。

「もはや悪鬼羅刹」

『……確かに』

ほとんどの生徒はそんな爆豪くんに苦笑いしていたが、守(と透)だけは「Aさぁん！」と表彰台に立つ私に笑顔で手を振る。

そんな二人にも思わず苦笑いしながら手を小さく振り返した。

「おめでとう、蓮水少女。水神、すごかったよ。アレを操れればお母さんよりもすごいヒーローになれる。まだまだ伸び代はあるからな、がんばれ！」

メダルを私の首にかけながら、オールマイトはそう励ました。

『………母さんは、この結果を喜んでくれると思いますか？』

私のその問いにオールマイトは案の定驚いた様子だったが、すぐに大きく頷いてくれた。

「もちろんだ！何回君の話をお母さんの口から聞いたかもはや数え切れないよ。それほどに、クウォーターは君が大切で、愛してるんだ」

『……ありがとう、ございます』

最後に軽く抱きしめてから、隣の常闇くんに声をかけたオールマイト。

そんなオールマイトの言葉がいつまでも頭に残って、顔を上げることができなかった。涙が溢れてしまいそうで、怖かったんだ。

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