【MHA】ばーさす！×３【轟焦凍】 (ページ43)

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あれから病院食をとり、簡単な診察を受け三人の病室へ向かった。

『緑谷、こんにちは。怪我大丈夫そう？』

「Aさん！よかった元気そうだね。僕は大丈夫です！」

四人部屋になっていて三人で入院しているので余ったベッドにそっと腰かける。なんだかんだ改めてだが、この三人はよくヒーロー殺しに立ち向かっていたな。

『遅くなっちゃってごめんね、それに役にも立たなかった』

三人の会話にそう入ると、各々首を振る。

「いや蓮水はちゃんと頼んだとおり別の騒ぎの消火をしてくれた。それからなれねえ水神まで使って助けてくれたんだ」

「ありがとう」と轟焦凍が微笑んだ。え、微笑んだ？思わず固まってバッと緑谷と飯田くんをみる。

「ん？」

『え、みた？みた？』

「みえなかったけど、すごい！」

「優しくなったな轟くん！」

飯田くんの言葉に「おお…？」と返事をする轟焦凍。

あんな微笑み向けられたの初めてでは？私が忘れてるだけ？本当に体育祭の時の私にみせてあげたい。がんばれば仲良くなれるでって。

「おお起きてるな怪我人共！」

とそこに小さなご老人とヒーロー、そしてスーツ姿の背の高い犬の顔をした男の人が入ってきた。

どうやらご老人が緑谷の、もう一人のヒーローが飯田くんの職場体験先のヒーローのようで。最後の一人は保須の警察署署長の方だった。

「掛けたままで結構だワン」

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