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「Aの成績なら多分大丈夫だからがんばりな！」
『そんな適当に……』
「今度の三者面談お母さん行くから先生言いくるめようね！」
『ヒーローらしからぬ発言』
「なぁに言ってんの！ ヒーローには説得力も必要なの。それに前になんとかなるって言われたじゃない！ ヒーロー科の入試は実技が主だしね！」
はぁ…、と気のない返事をするとお酒で気分がいい母は笑って流し、そのままお客さんのテーブルに割り込んでいった。
そんな母をみながら一つ溜息をついて、私は二階に登った。
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『雄英高校ヒーロー科か……』
ヒーロー特集をしていたテレビ番組をみながら呟く。有名なプロヒーローは軒並み雄英高校ヒーロー科卒だ。母も。実は父も雄英出身。経営科だけど。
それでなんで定食屋営んでるのかは正直聞いたことない。兄なら知ってるかもしれないが。
＿＿＿＿なんといってもこの人！ NO.1ヒーロー！ オールマイト！
＿＿＿＿やっぱり憧れの存在ですよね！
＿＿＿＿NO.2のエンデヴァーももちろん強く実績のあるヒーローですが、
オールマイト、エンデヴァー、ベストジーニスト……ヒーローはたくさんいて強い人も、有名な人もいる。でも私が憧れるのは母だけだし、私が救いたいと思うのは悲しそうな表情をしている人。だけど、本当に救いたいのは、
『やっぱりあの子かな………』
ヒーローになりたいっていう理由は。
……今日はやけに彼のことが頭をよぎる。きっと朝の夢のせいだろう。さっさと寝てしまおうか。今度はいい夢をみて、忘れよう。でも、
『……会いたい、かもなぁ』
この言葉に表せない感情の名前を、彼に会ったら思い出せる気がするから。
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ひつじ(プロフ) - 蒼さん» 初めまして、こちらの不手際でした。せっかく見に来ていただいたのに申し訳ありませんでした。ご指摘、コメントありがとうございました。 (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 227ef6ac63 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 初めまして。名前変換機能が出来ていないようで作品に入り込めません。 (2020年3月3日 7時) (レス) id: e3ad752106 (このIDを非表示/違反報告)
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