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「いい個性だ。酸欠……酸欠はまずいなぁ。…無理矢理外すか」
心なしか苦しそうにしていた大男がこちらに身体を向ける。無理矢理外す、それはつまり元手の私を潰すということだろう。それは、まずい。
「蓮水さん！！」
「個性を解くんだ蓮水少女！」
どうする。考えろ。今外したら私への攻撃はこない。だがせっかくのチャンス。いや、その前にやられるか。あのオールマイトが苦戦してるんだ。酸欠させられるかどうかは大男の体力にも関わるためどれくらいかかるかは分からない。どうする、どうする！！
いまこの瞬間にも大男は超再生をしてアイツが壊したところを治している。そんな化け物を私がやれるのか？ 否、無理だろう。
『くそッ…！！』
オールマイトの指示通り個性を解くと、バシャン、と大男の周りに水たまりができる。私の個性は解くと使った水はまた触れないと使えなくなる。一つ一つの攻撃も慎重にやらなくてはならないのだ。
私にはまだこの個性を自由に扱えるだけの力がない。もどかしい。もっと私が強かったら、個性で大男を追い詰められることだって出来ただろうに。
「おぉ、案外聞き分けがいいんだな。感心感心」
ははっとバカにするように笑った主犯格にイラッとくるが、感情に任せて行動してはいけない。冷静になれ。今の判断は正しかった。
「……じゃ、脳無。爆発小僧をやっつけろ。出入り口の奪還だ」
『なっ爆豪くん…！！』
ほんの一瞬の間。激しい暴風が周囲に吹き荒れる。吹き飛ばされながら、倒れないように立つのが精一杯なほど凄まじかった。
『爆豪くんは！？』
「…いるわボケ」
「かっちゃん！？ よっ、避けたの！？ すごい…！」
「違ぇよ黙れカス」
違う？ ということは。ハッとして殴られた何かをみた。…そこには、拳を受けて咳き込むオールマイトの姿があった。
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星が色づきましたら、続編に移行したいと思います。ここまでの読了ありがとうございました。
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ひつじ(プロフ) - 蒼さん» 初めまして、こちらの不手際でした。せっかく見に来ていただいたのに申し訳ありませんでした。ご指摘、コメントありがとうございました。 (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 227ef6ac63 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 初めまして。名前変換機能が出来ていないようで作品に入り込めません。 (2020年3月3日 7時) (レス) id: e3ad752106 (このIDを非表示/違反報告)
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