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「奴らに…オールマイトを倒す術があるんなら…！！ 僕らが今…僕らが今すべき事は戦って…
恐怖による震えから自分を誤魔化しながら、緑谷はそう宣言した。助けを待って、敵相手に逃げの一手で凌ぐか、待ちながら、できる限りの攻撃をするか。
逃げは安全だがなにしろこの状況だ。自分含め仲間四人。周りは二十近い敵の包囲。むしろ攻撃せずにどうやって凌ぐのだ。一番怖いのは捕まることだから、私は緑谷に賛成だ。
「何が戦うだよバカかよぉ！！」
緑谷の発言に峰田くんが長々と猛抗議する。峰田くんの言いたいことはわからんでもないが、このフィールドなら私はこれくらいの数どうってことない。
、は嘘かもしれないけど、十分に戦える。戦えるのに逃げるのは、仲間を危険に晒すのは、愚かではないだろうか。私は、誰であれ助けられる人を救いたい。
「峰田くん。下の連中…明らかに水中戦を想定してるよね」
「ムシかよー！！」
喚く峰田くんを横に、下を覗き込むと、魚のような頭部をした人、ボンベを背負っている人。様々だが確かに全員水が関係した、この場に適した個性を持っていそうだ。
『おかしいよね……そこまで情報を持っておいて、このフィールドに私や梅雨ちゃんがいるのは』
「そう！ そこなんだよ！ だからつまり！ 生徒の個性は分かってないんじゃない？ Aさんや、つ、つっ梅雨ちゃんをここに移動させるのはおかしいよ！」
「自分のペースででいいのよ」
「あ、そうなの…」
『(うぶか…)』
確かに最初に疑問に思ったことではあった。相手もまたしかりだろうけど、私にとって水は自分の武器そのものだ。
どうぞご自由にとばかりに大量の水が張ってあるここに、私がいるのはどう考えたっておかしい。知っててここに私を投げたのなら舐められたものだ。
でもおそらく知ってたわけではないのだろう。なんせ彼らの目的はオールマイト。生徒は二の次なのだから。
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ひつじ(プロフ) - 蒼さん» 初めまして、こちらの不手際でした。せっかく見に来ていただいたのに申し訳ありませんでした。ご指摘、コメントありがとうございました。 (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 227ef6ac63 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 初めまして。名前変換機能が出来ていないようで作品に入り込めません。 (2020年3月3日 7時) (レス) id: e3ad752106 (このIDを非表示/違反報告)
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