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13号の指示の元、少し離れた出入口に駆け足で向かう時だった。俊敏な黒い影が私たちの行く手を阻む。それはワープゲートのような個性を持っているであろう敵だった。
「させませんよ」
13号が私たち生徒を守るように前に出る。プロヒーローの個性、もしかしたら生徒の個性も割れているかもしれない。こっちは未知との戦いだってのに。
「初めまして、我々は
その言葉に私たちはゾッとした。平和の象徴の破壊。それが、こいつらの狙い。
いまの社会、彼がいなくなっただけでどれほどの影響が出るだろうか。光を突然見失った人間は闇に覆われてしまうのか。たった一人、されどトップヒーロー、平和の象徴。そんなこと、あってはならない。
「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズですが何か変更があったのでしょうか？ まあ…それとは関係なく…」
黒い影がまた不安定に形を変えていく。まるで包み込むように私たちの周りに霧がくる途中。
影めがけて誰かが突っ込む。そして爆発が起こった。これは…、
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか！？」
切島くんと爆豪くんだ。なんて無茶を…。
「危ない危ない………そう……生徒といえど優秀な金の卵」
再び揺らぐ人型。敵の目の前の二人が邪魔になって13号も手が出せない。
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「散らして嬲り殺す」
暴風が巻き起こった。どうにか足に力を入れて踏ん張るが、前方が見えなくなる。今度こそ暗闇に全員がのみこまれようとした時。
「おい！！」
少し離れて横にいた轟焦凍が私に向けて手を伸ばす。なんで？ …いや、違うだろ。いま、生徒が全員バラバラに散らされてしまったら…、
『くっ……』
私も、轟焦凍に向けて必死に手を伸ばした。それが今この瞬間、一番安全で正しい選択だと思ったからだ。もう少しでお互いの指先が触れ合おうとしていた瞬間、私の視界から彼が消えた。
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ひつじ(プロフ) - 蒼さん» 初めまして、こちらの不手際でした。せっかく見に来ていただいたのに申し訳ありませんでした。ご指摘、コメントありがとうございました。 (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 227ef6ac63 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 初めまして。名前変換機能が出来ていないようで作品に入り込めません。 (2020年3月3日 7時) (レス) id: e3ad752106 (このIDを非表示/違反報告)
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