【原神】大航海を闊歩する【ONE PIECE】 (ページ9)

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9.ところで頭の銃弾を取るのを忘れているページ9

海灯祭の魈、キョドっててかわいい。
＿＿

商品の女性と海賊らしき人物との繋がりがよく分からなかった鍾離だが、天竜人の姿をした女性が銃を片手に商品の女性へ歩いてるのを見つけた。

嫌な予感がしたが自分で助けに行くには速さが足りない。

「魈、行けるか」

「はっ」

鍾離がなにも言わずとも汲んでくれるのが魈だ。ただ、怒りから抜けたての今別のこと(ほうふく)をやりだすのではとひやっとしたが…

ちゃんと理解していた魈は現場へ飛んでいった。が、ざわっとしたので飛び始めで止まる。

「ほら見ろ巨人君、会場はえらい騒ぎだ。オークションは終わりだ。金も盗んだし……」

「ん？なんだちょっと注目を浴びたか」

ざわっとしたら目的の天竜人の女性が倒れた。

発生源は白髪の老人。多腕の魚人は旧友だったようで明るい顔をして話しかけ始めた。

商品の女性を助けるという目的が無くなった魈が着地してからおろおろしていたので呼び戻しておく。気持ちはわかる。老人が敵か味方か分からないのだ。

老人の話はやがて状況整理に掛かり、もう一回ざわっとした感覚が来て今度は襲ってきていた兵士まで倒れる。しかし海賊達はそのまま気を保っているようだ。

二人はあまり気にしなかったが、これを耐えられるとは、と褒められたので強い力なのだろう。

外のざわめきを感じる。戦っている間に逃げ出した客の悲鳴、避難誘導を行う海軍の者の大声。

やがて老人は商品の女性につけられていた首輪を外そうとしていた。が、蚊帳の外なので鍾離は座ることにした。

大体鍾離は見に来ただけだし、魈は鍾離を探してここに来ただけ。麦わらの一味とはなにも関係がない。

魈に相席を進めて展開を待つ。建物の周りを囲まれているので脱出の手段が海賊が暴れるのを待つしかなさそうなのだ。
鍾離は自身が消えたあとの璃月と、魈が点々としてきた島の話を聞くことにした。

観光もせず次の島次の島と飛んでいたそうだ。鍾離は観光スポットがある島に行こうと決めた。

「あっレイリー、この人もおれを助けてくれたんだ」

「むっそうだったか。キミもありがとう。そこの少年もな」

「本当、撃たれてまで助けてくれてありがとう

…ニュ！？撃たれたのにピンピンしてるのか！？」

後に語るが身なりが綺麗で、鍾離達のことは逃げ遅れた貴族だと警戒していたらしい。

表情も変えず攻撃に耐えて爆発しても自分達の話をしていたことから最後まで警戒は解かなかったが。