【原神】大航海を闊歩する【ONE PIECE】 (ページ3)

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3.異世界の信仰とはページ3

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天道、ここにあり。

鐘離はまず元素爆発を打ち、村近くの敵拠点を撃破。あとは村に侵入したくせ者盗賊犯罪者共を手早く処理。

助けられた村人は疾風のごとくやって来た茶色の男性に「あ」も言う暇もなく去られるので、皆揃って口をあんぐりと開けて固まっている。

そうして助けていると声をかけられた。それが一話冒頭にまであった出来事だ。

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少々強引な現地人によって手厚い歓待を受けた。それはもう大騒ぎに……輪をかけて大騒ぎ。

厄介な海賊に目をつけられて村も自分の命も諦めていた所を救ってもらったのだから。

村長から残った財産まるごと差し上げられそうなのを、なんとか転移先のこの土地の話をしてもらうことにし、鐘離はその夜沢山の知識を得た。

今は大海族時代と言われる混沌とした時代であること。

神の目も璃月もなく、悪魔の実の能力者というのが沢山いること。

この土地に漂流してきた、というと「よくここまで来られました…」と目を見開かれるほどの田舎だということ。

その辺りの話をよく聞くと、鐘離が転移してきた土地は賑やかな国も海軍支部もない小さな島。確かに老人達しか居なかった。

話を聞かせてもらった村長の家のベランダから覗ける広大な夜の海を前に、鐘離は彼らにとっては的はずれな疑問を尋ねる。

「しかしなぜ他の町へ引っ越さない？そもそも他の町と交流はあるのか？」

「一応交流はありますぞ。この辺りの海底でいい物が取れると聞き、数週間人を泊まらせる代わりに様々な品を貰っております」

ただ砂に暮らしてる老人に豪華な服など必要ない、雨をしのげる家があればそれだけでいいのです。
老人は信仰の話を始めだした。

「この地には大鳥様がおります。着地で大地を揺らし、涙で雨を降らす臆病な神様がの。
我々はその方が寂しくならないようそばにいて、積極的に祭りを開き、死ぬ間際まで笑顔でなければならないのです」

神の住まう地か。一応土や砂などの神であれば岩の魔神である鐘離が引き寄せられるのも頷けられはする。

更に詳しく聞こうと思ったが、続いた言葉が鐘離の開きかけた口を閉じた。

「もう随分と昔に亡くなられてしまったようですがね。その影響でほら、こんな大地に砂がこんもり積もっておりますわい」

なるほど。

祭りの火は朝まで燃え続けた。話の最後に村長から翌朝船を融通してくれるとの申し出があったので鐘離は深く考えずに頷いた。