【原神】大航海を闊歩する【ONE PIECE】 (ページ13)

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13.おじさん(70代)とおじさん(6000越え)とおじさん(2000越え) ページ13

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治療しながら公子殿の言葉を思い出す。

「先生、ん」

「なんだその手は」

「え？七天神像いくのめんどくさいから先生(本体)でと思って」

「横着するな。大体俺は」

「あーはいはい凡人だもんね。先生がぼーっとしてるのを守ってあげて怪我したのに凡人だから治せないんだもんね」

「……ぐっ……」

「えーん痛くて痛くて一歩も歩けないのに先生が治してくれないよおー」

「いやそこまで元気に口が回るのであれば要らないだろう」

「急に正気に戻らないでくれる？」

＿＿

あの子は結局、駄々こねるよりさっさと行ったほうが早いと判断して去ってしまったんだったか。

魈は異界の地で自分の命令を聞いて怪我をしてしまった。部下の過失は上司の物。

神として手助けはしないと決めたのにどうしてかついつい手助けしてしまうな。

血を止めて、皮膚は少しだけ治す。自分の岩元素での応急処置なので数日調子が良くないかもしれないが、風は全てを吹き飛ばす。大丈夫だろう。

意識がない魈を背負って立ち上がる。そこにレイリーが話しかけてきた。

「そろそろ治療は終わったか！出来ればカバーお願いしたい！」

「ふむ。なにをだ？」

「七武海が出た！」

まだ黄猿と戦っているようだ。

「もう手遅れな気がするが」

「できる限りで頼む」

「承知した。そういえば話の対価を払ってなかったな」

ところで七武海とはどこの者だろう。辺りを見ると同じ姿をした大男が二人に増えていた。

片方が片方を消したのを見るに本を持っている方を止めればいいのだろう。

シールドを張りながら本持ちの頭へ槍を一発。避けられ反撃されるのを岩柱を地面から長めに出して防ぐ。

一瞬で大男の回避にはついていけないことが分かった。大男も鍾離を飛ばすのは骨が折れると。

そこで大男は話をすることに。それは短い物だったが、鍾離が矛を収めるのには時間はかからなかった。

＿＿

そして。

麦わらの一味は大男によって壊滅し、新たな契約を結んだ。期限は自分たちが元の世界に帰るまでの間。

彼らのことは立派に育ててみせよう。くま殿。