オタク姉妹はサーヴァンプの世界にtripしました！

オタク姉妹４４ ページ46

(人1)「…うっ…ひうっ…！」

ロウ「(人1)、大丈夫っスか？」

(人1)「だ、だいじょ…ぶ……ひくっ」

ロウレスの袖を掴みながら空いてる手で涙を拭く。

ロウ「(どうすればいいんスか！？)い、一応姉さんに電話して……(人1)悪いんスけど、スマホ借りるっスよ？」

ウチはコクコクっと頷きロウレスはAに電話をかけた。

A《はいはーい！どったのー？》

ロウ「姉さん助けてくれっス！！」

A《うえっ？この声…ロウレス君！？えっ、どうしたの！？》

ロウ「(人1)が泣いてるんスよー！！」

A《……泣かせたの？》←

ロウ「違う違うっス！！実は……」

今までの経緯を話したロウレス。

どうして聞こえるかって？地獄耳をなめないでください…っ。

ロウ「ど、どうすればいいんスか？」

A《んーー…とりあえず、頭撫でてみて？》

おいコラァ！！このクズ姉ェ〜！！

ロウ「あ、頭っスか！？」

A《頭撫でるとね？安心感が出るんだよ、一応やってみてよ》

てめぇのお得意の恋愛情報はいらねーよ！！←

ロウ「わ、わかったっス」

ゴラァァ！！何ＯＫしてんじゃあ！！←

すると、いきなり頭に乗ってきた暖かい手。

ポンポン……ナデナデ……

(人1)「っ……！！」

ロウ「どうっスか？落ち着いたっスか？」

(人1)「……お、落ち着きました……」

実際、(びっくりして)涙引いたし…

ロウ「なら良かったっス！」

またロウレスは撫でてくる。

(人1)「も、もういい！！いい加減やめろ！！」

それをバシッと払い落とす。

ロウ「うおっ！元の(人1)に戻ったっス！」

(人1)「なんだよ！！こっちのウチは嫌なのか！？」

ロウ「いつオレがそう言ったんスか！？」

ギャアギャアと口喧嘩が勃発する中…

A《……平和だね〜…萌えるわ》←

地獄耳がAの言葉をとらえた。
ロウレスに聞こえていないことを祈ろう…。

そして……あいつ次会ったら殺すわ。←

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