オタク姉妹9 ページ11
妹の(人1)とラインで会話する数時間前、あたしは真昼さんのお部屋に上がっていた。
A「お、お邪魔します…」
真昼「そんな堅苦しくなんなくて良いから。
適当にくつろいでて?今飲み物入れてくるから」
A「あ、お気づかいなく…」
あたしは、キッチンへと足を運ぶ真昼さんの背中に向かって返事した。
とりあえず床に座れば、きょろきょろと辺りと見回すあたし。
……この場所で、クロと真昼さんはイチャコラしているのか……←
すると「にゃー」と、何とも可愛らしい鳴き声が聞こえてきたではないか。
そう思いながら鳴き声のしたほうを振り向く。案の定、声の主は猫姿のクロ。
A「…おいでおいでー」
少し戸惑った様子のクロだけど、ゆっくりと近寄ってくる。
そして、近寄ってきたクロの頭を優しく撫でてみた。
ここまでは、まあ普通の光景だろう。
A「(hshs、やべぇ…めちゃくちゃかわええ♡ああ、癒しだ。全人類の癒しだ)」←
…やっぱこうなるんだよね…。←
真昼「おまたせ、オレンジジュースで良かったかな?」
A「あ、ありがとうございます…」
そう言いながら、オレンジジュースが入ったコップを受け取る。
真昼さんは、あたしの隣に座ると同じオレンジジュースを口に含んだ。
うわ、飲み方えっちいな。←
そんなやましさ120%でその姿を横目で焼き付けていると、不意に真昼さんが口を開く。
真昼「Aちゃんって、どうして
A「えっ?
……あーー…えっ、とぉ…そ、それはぁ……」
真昼「?」
突然の質問に、あたしは口を濁しながら目線をオレンジジュースに移す。
言えない…ッ、言えるわけがない…。
「実はあたし、別の世界からトリップしてきちゃったんですよー!」なんて、一体誰が信用するんだよ!てか自分うっざ!←
真昼「……そう言えば、Aちゃんって、歳はいくつなんだ?見たところ、小学生っぽいんだけど…」
真昼さんの無自覚の疑問が、あたしの豆腐並みのメンタル心にクリティカルヒットする。←
……ああ…やっぱり、そう見えちゃうんだぁ…
あ、やべぇ…泣きそっ。←
A「…………あ、あたし…高校生です…」
真昼「……え?」
思い切って自分の学年を口にすれば、真昼さんは目を点にする。
そりゃあそうだ。自分と同い年なのに、身長がちび過ぎるんだから。←
A「あたし、16です……今年、高2になったんです…ッ」
真昼「……ええぇっっ!?」
75人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇姫藍 - いえいえ、こちらこそ勘違いして申し訳御座いませんでした。 (2017年3月7日 22時) (レス) id: b295a4b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - 紛らわしいことしてすみません!クロをぬかしての7人なわけなんです!コメありがとうございました! (2017年3月7日 21時) (レス) id: af0c52c675 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫藍 - あの、勘違いだったら、すみません。椿を合わせて8人ですよ。怠惰、傲慢、嫉妬、憤怒、強欲、暴食、色欲、憂鬱ですので。次の更新も楽しみにしていますね! (2017年3月7日 20時) (レス) id: b295a4b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - ありがとうございます!期待に答えられるように頑張っていきます!! (2017年2月28日 0時) (レス) id: e203dca748 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - おもしろかったです!更新楽しみにしてますね! (2017年2月26日 16時) (レス) id: 6f46858625 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暮橋ルミ x他1人 | 作成日時:2016年12月17日 16時