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XY0 ページ5

あの後僕は父親の都合で12歳まで色々な学校を転々としていたが、流石にそれでは可哀想だろうと祖母、祖父が僕を預かることになった、特に断る理由もなかったのでいいのだが。

そんなこんなで僕は栃木、後光中学にいる。
急に来た転校生を物珍しげで見る視線が多数あり、見せ物じゃないんだぞと思うが、同時に諦めに近いため息が溢れる、この時期に来るのとこの見た目じゃ仕方がない、なんて思いながら客観的に見た自分を脳裏に浮かべる。緑髪に紫目、こんな人類がいたら僕も見る。

なんて思い本日2回目のため息が出る。突然後ろから「ベリーオシャ!!」と聞こえたものだから驚いて後ろを見るがその人物は僕の隣にいた

「その髪色、艶めき、とてもオシャ」
どこのトリートメントを使っている?と言われたので、家に置いてある物だというとそうじゃないと言われた。なんなんだよ急に。彼の話の中でも最も分からなかった「オシャ」という単語を軽く聖杯に聞くと「お洒落、洒落てる」と帰ってきた。略語だったのか

聖杯に聞いている間も彼はその目の色もオシャだな、とかなんとか言っていた、褒められているのは僕ではなく本体(エルキドゥ)なのだが悪い気はしない。ただ其れを連呼されると小っ恥ずかしい所があるな。

職員室に行かなければならないので先輩(おそらく1つ上だろう)と別れてそこへ向かう。先生は僕の容姿を見て驚いていた、お人形さんみたいだね!と言われた時は怒りで宝具(母よ、始まりの叫をあげよ)が撃てそうだったがもしそれで撃ててしまったら困るので怒るのもやめておいた、相手は何も知らない一般人(旧人類)なのだから仕方ない。

いつも恒例でとても疲れる質問会が終わり、分かりきった授業が終わり、放課後、そこでふと気がつく

部活、どこ入ろう

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作者名:翡翠 | 作成日時:2023年3月29日 16時

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