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Aside
大人しく家に帰り、しょーちゃんが帰宅してからは今日の事…と言ってもキスの件以外…を話した。
我が子を見守るような優しい目で見られたから少し恥ずかしくなった。
次の日。
当たり前のように俺は学校へ行かねばならない。
例え今一番会いたくない奴が学校にいるとしても。
いつ見ても慣れないあの馬鹿でかいドアの前に立つ。
ずっと入れなくて後ろから轟が来る、なんてオチの無いよう、後ろをしっかり確認してから。
『…よし。』
入ろうとして、ドアへ手を伸ばした。ら、
手の甲に暖かい温度が。
…は？
手を握られ、背中にも熱が伝わってきた。
背後からハグをしてきたのだ。後ろにいる誰かは。
轟「…おはよう、A」
突然のハグ、突然の名前呼び、突然の耳元へのイケボ。
困った。
『ひゃぁ…おま、だから耳元やめ…ッあ…』
耳が弱い事は認識済みの様で、生暖かい息を、ふぅ、と吹きかけてくる。
声が漏れるのが恥ずかしくて、両手で口を抑える。
ここから先は、全年齢向けのお話となる筈の俺の理想の人生が崩れてしまう。
足で轟の足を蹴ってみるものの、びくともしない。それどころか耳にキスしてきた。
『この…ッへんた、いぃ…！』
軽く睨みつけたら、耳に唾液と舌のお返しが来た。
え、いらない。
緑「あ、治優くんおは…………………」
『緑谷？お前なに進行方向逆にしてんだよ助けろいや助けてください緑谷様ァァァァァァァァァ
ァァ！！！！』
緑谷とは昨日帰る時個性を聞かれて、そのまま長話をしてしまい、仲良くなったのだ。
おい緑谷、友達を見捨てるなんてこたぁ許さねぇぞ…マジ頼む助けて
緑谷「え、えっと…どういう状況？」
轟「愛らしいこいつを愛でている状況」
『襲われてる状況』
緑谷が項垂れてしまった。俺もだけど。
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作者からの解説
治優君が背後に夢中で、後ろのドアに注意が行ってなかったのです。
後ろのドアから出た轟は、治優が背後を確認しなくなったのを確認し、こっそり後ろへ行き…後はお話の通りです。
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腐毬(プロフ) - yu-kariさん» ありがとうございます(*^^*)これからも更新頑張りますので、またお気軽にコメントどうぞです。 (2018年11月7日 21時) (
レス) id: 12d1aaf1f2 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - goob！！！いいですねー！いいですねー！続き待ってます！ (2018年11月7日 20時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
腐毬(プロフ) - リクエストはこちらにて受け付けております。気軽にどうぞ。 (2018年10月28日 20時) (レス) id: 12d1aaf1f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腐毬 | 作成日時：2018年7月23日 13時
