出陣要請 ページ6
あれから数日後_____
幹部の人たちが広間で団欒しているみたいなので、千鶴ちゃんと一緒にお茶をもっていくことにした
貴「あ…えと、薬もだよね?」
千鶴「はい、四人分で」
…ん?四人?
怪我の薬のために、例の効かない『石田散薬』をもっていくことになったのだが…
腕のために山南さんでしょー
あちこちに打撲やらなんやらで沖田さんでしょー
そういえば頭を赤い髪の奴に殴られたーって平助が言ってた…多分天霧さんだな
それ含めて平助でしょー
…あとは?
貴「一つ多くない?」
千鶴「いえ、Aさんの分もと土方さんが…」
軽く舌打ちしてやった
えー…なんであんなマズイと言われる薬を飲まなくちゃいけないんだ…
ふと一つ千鶴に言うことがあった
貴「千鶴ちゃん、みんなの前では…」
その後の言葉を理解したのか代弁してくれた
千鶴「わかってます、Aくん」
広間にて_________
貴「くそぉ…やっぱり苦いじゃんか…。石田散薬」
土方「やっぱりって…お前知ってるのか?」
何故か目をキラキラした目で見てくる
どうせあれだろー、自分の家で作った薬がそんなに有名になったのかーって言いたいんだろー
貴「俺だけじゃない?未来で知ってるの」
ちょっとばかし嘘ついてやった
すると案の定落ち込みオーラを出している土方さん
瞬間、スッと襖が開くと近藤さんが現れ、声を張り上げた
近藤「会津藩から正式な要請が下った!只今より、我ら新選組は総員出陣の準備を開始する!!」
おぉ!と歓喜の声が広間に響く
先程まで負のオーラを出していた土方さんもキリッと副長モードに変わっていた
…変わり身早っ
山南「沖田君と藤堂君は屯所で待機してください。不服でしょうが私もご一緒しますので」
と言って軽く左腕をさする山南さん
その言葉を聞いた二人は素直…ではないものの残ると言った
…まぁ平助はブツブツ呟いているけど
その様子に思わず笑いが…と思ったところである人の名前も上がった
山南「もちろん出雲君、君もですよ」
貴「……は?え?」
…私でした
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幻想少女 - あ、あと夢主ちゃんのキャラ好きです! (2016年5月5日 16時) (レス) id: 485d3ca50b (このIDを非表示/違反報告)
幻想少女 - すごく面白かったです!!なんか自分がトリップしてるみたいだなと思いました!色々、大変だと思いますが、頑張って下さい、応援しています^^ (2016年5月5日 16時) (レス) id: 485d3ca50b (このIDを非表示/違反報告)
春の楓(プロフ) - 面白いです!なんかどんどん物語に引きつけられてって(?)すごいと思いました。現実の方で忙しいかと思いますが,更新応援しています! (2015年5月9日 20時) (レス) id: c6e0619425 (このIDを非表示/違反報告)
心籠-kokoro-(プロフ) - おおおおおもしろいー!前作から一気に読んでしまいました(笑)凄く好きです!夢主ちゃん、好きです!プライベートで忙しいかもしれませんが、ゆっくりでも更新待ってます(●´∀`●)頑張ってください(^^) (2014年9月3日 19時) (レス) id: a7f9aca767 (このIDを非表示/違反報告)
桜覇 - ものすごくイイです!!この小説好きです更新頑張って下さい! (2014年8月13日 17時) (レス) id: f2036bd052 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥兎-コト- | 作成日時:2014年6月2日 22時