2話 ページ3
ホテルをチェックアウトし、近場のカフェで朝食を食べているAは、昨日みた夢を思い出していた。
―――A…聞こえるか。…A。
「はいはい、聞こえますよーってか……こいつ直接脳内に・・・!」
―――茶番はいい。本題を話そう。
「…話しねぇ。貴方はだれなの?まずはそこからよ」
―――神だ。
「はははっ…君、全然面白くないね。神だと言われて信じる馬鹿なんていないと思うわ。」
―――なるほど…では、君があの世界にトリップした理由を教えよう…と言ったら?
「だったら最初から言いなさいよね!全く…で、理由教えてくれるんでしょ。」
―――君は元の世界では死亡した。
「は?…いやいや。え?まじ?」
―――ああ。本当だ。なんだったら君の葬式の映像でも見るか?
「あ、えっと…大丈夫です。……本当に神様だったんですんね。先程はすみませんでした。」
―――いや、こちらこそ言葉足らずだったようで…すまなかった。
「あの、私ハンター試験を受けようと思うんです。今年は何期か分かりますか?」
―――今年は…287期だな。
「そうですか。ありがとうございます。」
―――君は、元の世界の強さでは一次試験の序盤で脱落する。そこで私からのささやかな贈り物として、強さと念能力を与えよう。強さについては、経験はキルア君の方が何倍も上だし、ゴン君の戦闘センスにも君は負けている。しかし、鍛えれば多少は違うはずだ。健闘を祈る。
「な、何から何まで本当にありがとうございます。私、頑張りたいと思います!」
(いやー、神様って本当にいるんだな。)
Aは自分の着ている服を見た。一般的に、ロリータ服と呼ばれる服服を着ていた。もう一度言おう。一般的にロリータ服と呼ばれる服を着ている
(朝起きたら、着替えも戸籍もハンター試験応募カードも全ておいてあった。本当にあの人には感謝だ。だーけーど!何故この系統の服なのかな〜?神様の喋り方からは想像つかないよ…。)
お会計を済ませたAは、町を歩く。
やはり外を歩けばハンター世界だ。…正直言うと、元の世界で死んでしまったのは悲しい。しかし、勉強や学校などと比べたらなんと楽しいことだろう!
(とりあえず…服を買い換えよう。それから、戦いも出来て強くなれそうな場所に行こう。)
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(´・ω・`)(プロフ) - 続き待ってます! (2017年6月19日 16時) (レス) id: af32ed5d60 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 面白かったです!更新待ってます! (2017年5月18日 16時) (レス) id: 42d533779b (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - これからに期待・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2016年10月14日 23時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏 | 作成日時:2016年9月18日 1時