60話 ページ23
《ねぇ、今から遊ばない?》
そう来ていた。生憎、こっちは締め切りに忙しいんだよ。あぁん??
昨日から徹夜で頑張ってんだ。これで間に合わなかったら死ぬ。
…え?コツコツやっておけばそうならなかった??
お黙り☆☆☆
《ごめん、今日無理》
そう送ろうとした。
勘のいい皆は、もう展開がわかったかな?
わかったよね!!!
そう!!!
彼方「いぇ〜い」
彼方はすでに家の中に入っていたよ☆
皆、正解できたかなぁ??☆
……すん。
彼方「遊びに来た」
『お前に合鍵渡したのが間違いだった』
彼方「え、今日遊べないの?お前なのに?」
『それは私をディスってんの??』
すっかり彼方も不審者。手遅れだ。私は項垂れながらもUber eat●で頼んだ食べ物のゴミを片付ける。
その間にも、彼方は氷をバリバリ食べている。お前、どう考えてもリスナーの前でのキャラと違うよね。人間こんなものか。
うちのマネちゃんはいつでも辛辣だけどね!!
水で濡れた手を拭いて、彼方のところに行く。しろさばと遊んでいた。
しろさば「にゃ〜」
彼方「お前はこんな主人でいいの?」
しろさば「…にゃぁ」
彼方「そうかそうか。だらしなくて嫌か」
しろさば「にゃ!」
選ばれたのは、彼方でした。泣くね。
__
それからというもの、しろさばや彼方とゲームをして過ごしていた。
彼方「そろそろ帰ろっかな〜」
『今何時?』
彼方「もうすぐ七時四十五分」
『……ん?』
ここで私は、ふと思った。冷や汗が流れ、心臓は震度6強になる。初期微動なんてほんのコンマ一秒、すぐに主要動がこんにちは。
思い出した。
そう。
『締め切りぃぃぃぃぃぃ!!!!!!』
彼方「あ、まじで?がんば」
『お前のせいじゃァァァァ!!!!』
慌てて自室に駆け込んだ。後ろから彼方が着いてくる音がする。
彼方「へぇ、ここで作業してんだ〜」
『うるせぇ、カレンダー見ろ、明日が締め切りなんだよ!』
パソコンを起動させれば、保存された昼までのデータ。椅子に座って、自称世界十四位のタイピングを始めた。実際そんな速くない。
彼方「カレンダーの丸付いてるとこ?」
私は残像が見えるくらい頷く。すると、そんな彼方は私に一言。
彼方「丸付いてんの、明日だけど?」
……
マジで?(΄◉◞౪◟◉`)
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キース(プロフ) - るるおさん» なんと嬉しい言葉……更新!頑張り!!ますので!!!これからもよろしくお願いしまァァァァす!!!! (2022年1月7日 10時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
るるお(プロフ) - とんでもなく面白い小説を見つけてしまった……続きが!楽しみ!!デェス!!!更新楽しみにしてます♪ (2022年1月7日 0時) (レス) @page28 id: 877b8d529d (このIDを非表示/違反報告)
キース(プロフ) - 月の光さん» 数えたんかい!!!!なぜわかった…!?まさか、お前、勇者か……!?えー、翠雨ちゃんが終わる瞬間も見つめてあげて下さい(白目) (2021年12月5日 13時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
月の光 - アの数数えましたー!エンダァァァァァの方が31でイヤァァァの方が35でしたー! 夢主ちゃんおわたやな (2021年12月5日 12時) (レス) @page25 id: 7a85c7ca1e (このIDを非表示/違反報告)
キース(プロフ) - 魔灯さん» マネちゃんはお強いですから…w (2021年10月1日 19時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
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