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きゅう ページ9

EXO.CHANYEOL side.




------あるテレビ番組での様子------




HC「え?チョンロ、このkouで登録してある子ってもしかしてあの有名な……?」



会場がヘチャンの一言で騒がしくなる。

それもそうだ。

だってチョンロの電話帳にあのkouの名前が表示されてるんだから。



CL「あ…いや、えっと、そうなんですけど
かけちゃダメですよヘチャニヒョン!Aは目立つの苦手なんですから!それにまだ韓国語分からないから買ったばっかの翻訳機でやっと会話成り立つようになったらしいですし」



あたふたしだすチョンロにますます興味を持ったのか出演者もスタッフさえも「電話かけろ」コールをかけている。


ノリノリだな皆。
いや俺も気になるんだけど。



HC「えーでも気になりますよね?皆さん〜」


「「ネー!!!!」」



ヘチャンの声かけに全員応え、俺もさり気なく参加する。


ごめんなチョンロ。俺も気になるんだよ…



CL「は!!??いや、ちょっ、!」


そんなチョンロの声も虚しく、ヘチャンは通話開始のマークをタップした。



prrrrrrri……………プチンッ
 


HC「うわー残念ですねえ、繋がらなかったです」

CL「勝手にかけないで下さいよヒョン!
ほんとに焦ったんですから!」


そう言ってヘチャンから急いでスマホを奪い返すチョンロ。


ほんとに泣きそうな顔でそう訴えるチョンロに少しの罪悪感を覚えたけど、名前を呼び捨てにする仲なんだしそこまで気にしなくていいんじゃないか?


それにしてもあんな気難しそうな子が
チョンロとどんな会話をするのか気になるな。



「なあ、チョンロ」

CL「え、わ、チャニョルヒョン………
どうしたんです?」

「kouのカトクとか持ってたりする?」

CL「あ、いえ、AはLINE?っていうアプリしか持ってないみたいなので…それでしか連絡とってないです」

「LINE…オッケー。あのさ、そのAちゃんに俺も連絡先もらっていいか聞いといて?」

「「えっ、、、」」



俺の言葉でその場が静まる。


え、なに。俺おかしいこと言った?



「気になるんだよね、どんな子か!」




あんな天才と関わる機会とかもう無いかもしれないし、俺だって仲良くなりたいし。




独り占めはズルいと思うんだよなあ、




「聞いてくれるよな?チョンロ」

CL「…は、はい」



この時の俺は、



多分心のどこかで簡単に連絡先を貰えるもんだと考えてた。

じゅう→←はち



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しきな - とてもおもしろいお話で好きになりました。これからも続き待ってます! (2020年4月23日 18時) (レス) id: 620333ed75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お多福 | 作成日時:2020年1月6日 21時

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