【SKエイト】そんな僕でもスケボーが好き (ページ5)

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次の日の朝が来た。

学校での生活も相変わらずで、話しかけられるからみんなと駄べって、授業を受けて、、

それを繰り返す。

お昼までは。

ﾗﾝｶﾞ「いっしょにお昼、たべませんか…！」

『…ﾍｨ?』

まだ少しカタコトな日本語でそうお誘いしてくれたランガくん。

今まで無かった、ランガくんから話しかけてくること。
お昼一緒なんて特に。
おかげで変な声が出ちゃったよ。
『ﾍｨ?』ってなんだよ、『ﾍｨ?』って。

ﾗﾝｶﾞ「あ…えっと、ダメですか…？」

『いや…ダメじゃないよ！あー…どこで食べる？』

お昼は屋上で。

後から「やっぱりレキも…」と自分の席でお弁当を出していた暦くんを誘ったランガくん
こっちに戻ってくる前になにやら少し言い合いをしていたっぽいけど…

ﾚｷ「なんかごめんなー！」

とランガくんの背中をバシバシと叩きながら私に謝る。

ﾗﾝｶﾞ「いたい…」

『私は全然平気だよ。人数多い方が楽しいし！』

その言葉を聞いたランガくんは瞳を輝かせながらうんうんっと首を縦に強く振る。
もげちゃいそう…と思った。

ﾚｷ「…そういえばAって東京からこっちに引越して来たって聞いたんだけど、まじ？」

『うん！高校入る前にね。両親が海外に行くってなったんだけど、私がまだ学生だし学校があるからって…それで従兄弟がこっちに住んでたから今はそこに住まわせてもらってるんだ。』

ﾗﾝｶﾞ「ほぇ〜…」

なんだかんだ色々と話して、お昼は終わった。

ーーー

『S？…大会かぁ…』

兄「結構レベル高いやつが集まるみたいなんだ。どーよ？」

『…いや、僕は出ないよ。趣味でスケボーやってるだけだし。…でも兄さんのかっこいい所見たいから行こっかなぁー』

兄「おぉ！頑張るから見に来い！」

『どんなになるかな…』

そう僕は軽い気持ちで考えていた。

このSに行ったことによって今までの平凡な生活が崩れていくとは知らずに。

※何個か修正しました。